時間を重ねる事が。
互いの、 想いの深さに為り。
時間を費やす事が。
互いの、 未来を奪う。
果たして。
其の何れが、 解に近いのだろうか。
時を重ねたが故に。
互いの、 想いが深まり。
時を費やしたが故に。
命が尽きるのだと、 裁かれ。
其れでも、 時を重ねた故に。
諦めた機会が、 再び、 転がり込んだけれど。
眼前に、 其の機会が転がり込んだのは。
飽く迄、 解では無くて。
唯の、 一つの幸運なのだ。
答えは、 見付かるだろうか。
答えが。
在るのだろうか。
扉の向こうから。
一歩、 一歩、 近づく其の姿。
「全然変わらないね。」
「変わらんと?」
あの子は。
前と変わらぬ姿で、 現れたけれど。
変化した事は。
そして、 飲み込んで言わない事も。
きっと。
沢山在るよね。
---------- References Mar.04 2018, 「糸と運命の差は何処に在りますか」 Apr.25 2017, 「想う時間は平行線ですか」 Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」 May.30 2011, 「もう忘れる事は無いでしょうか」
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