自身に付与された路筋は、 飽く迄、 仮の姿で在って。
其の因果に、 自らの介入を許すのだろうか。
其れとも。
逃れられぬ路筋が一つ、 付与されて。
其の両端の内で、 因果を、 玩んで居るに過ぎないのだろうか。
回合。
因縁。
宿世。
唯、 受容するしか無い定め事が、 在るのなら。
其の、 結果の伴わぬ積み重ねを、 後押しする為に。
力を注げと、 そう言うのか。
「理不尽だと思わない?」 「こう言う星の巡り合わせに産まれたんだよねぇ。」
ふと零した、 あの子の弱音に。
少しでも効く言の葉を、 探して惑った。
如何に想い、 如何に振る舞おうと。
「やりたいことはやっておいた方が良いって。」 「言われちゃった(笑)」
時計は、 否応なしに進んで終うのなら。
其処に、 少しは気の利いた想いを、 贈りたいと。
自身の、 頭の回りの鈍さを呪う。
---------- References Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」
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