雲間の朝日に想うこと


< 希う刻は違う物でしょうか >


初めから最期迄。

其の傍らに居続ける事など、
不可能だから。





少しでも、
僅かでも。

其処に、
自身を置きたいと希い。




時に人は。

其の願いを、
形に宿し委ねるけれど。














其の、
指し示して居る刻には、
差異が在って。




其れは。


想いの、
其の深さや強さとは。

完全に、
独立した要素なのだろう。

























 「年に一度じゃないけれど。」
 「何時も傍に居ないんだったら返して。」


あの子は。

俺の腕に巻かれぬ、
対の革紐に、
宿した想いを主張し。





 「うっかり薬で溶かしちゃったら不味いから。」
 「安全で毎日見る机に結んで在るんでしょう?」


俺は。

其の非難の本質を、
態と、
逸らして応えた。


















前を向いて居る、
其の瞬間こそ。

傍で見て居て欲しい、
其れだけなんだけれどな。






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References
 May.21 2012, 「稀も続けば縁に為るのでしょうか」







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2012年07月07日(土)


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History
2010年07月07日(水) 叶わぬ願いが在りますか
2008年07月07日(月) 想う空が見えて居ますか
2007年07月07日(土) 其れでも願いは叶うのですか
2006年07月07日(金) 渡れぬ川も一歩の証でしょうか
2005年07月07日(木) 未だ周囲は不安要素でしょうか
2004年07月07日(水) 火を消して終うのですか
2002年07月07日(日) 目覚めの声がもらえますか





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