雲間の朝日に想うこと


< 壁が在るから逢わさるのでしょうか >


飽く迄、
差分を捉えて応じる、
其の機能故に。




近接する距離に、
多くの相違が在ると、
感じる時。

想いは、
より強く離別し。


隔てる壁を認識した、
其の上で、
其処に多くの共通項を置けば。

想いは、
加速度的に近付くのだ。














例え。


何気無く零れる、
言の葉が。

噛み逢い、
共鳴したとしても。




例え。


孤立、
四面楚歌、
背水の陣。

其の、
一つ一つに、
自身の姿が重なろうと。





決して。


其れは、
互いに理解した事とは、
同義で無いのに。









 「お仕事終わった?」
 「くたくたなんだけれど。」

 「了解。」
 「今切り上げるよ。」

唐突な電話と、
誘いの代わりの言葉に、
乗り。



 「何時もありがとう。」
 「焼いたのでお裾分け。」

 「あ。今日って。そっか。」
 「此方こそ有難う。」


久しぶりに、
想い逢ったかの様に、
錯乱する。





















境遇を、
慰め逢ったって。

其れは、
解決には為らないのにね。





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References
 Feb.10 2010, 「御茶菓子で居られますか」
 Nov.27 2009, 「何を較べた一字でしょうか」







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2011年02月14日(月)


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History
2009年02月14日(土) 中身が在れば良いのでしょうか
2008年02月14日(木) 高価な物では無いのでしょうか
2006年02月14日(火) 味覚が狂っただけでしょうか
2005年02月14日(月) 揺らぎが減って居るのでしょうか
2003年02月14日(金) 勝る物が有りますか





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