最終的な目的を、 果たして、 何処へ落ち着けるか。
其れが、 定かで無くとも。
唯、 一つだけ。
想いが、 存在するならば。
十二分に。
其れは、 意味を果たすのだ。
寧ろ。
唯一、 必要なの想いが。
其処に、 無いのだとしたら。
存在意義など、 皆無なのかも知れない。
抑も。
其れ自身は、 既に。
品としての意味を、 失いつつ在るのだから。
姫が、 楽しみにしようと。
姫が、 食べたい物を選ぼうと。
例え、 安かろうと。
姫が、 全て食べて終ったとしても。
俺への、 贈り物でさえ在れば。
其れで良いのに。
「楽しみにしてたんだからね!」 「早く開けてよ!!」
一言も無く、 目の前に置かれた、 其の箱が。
姫の、 想いだと言うんだね。
半ば、 義務に成り下がった、 行事は。
今迄で、 一番、 苦味が強かった。
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