一歩、 一歩、 高みへ歩み続ける、 其の山嶺が。
飽く迄、 自ら踏み入れた地だとしても。
一心不乱に、 其の身を揚げ続けるのでは、 無くて。
ふと、 立ち留まっては。
喉を潤し、 熱を補うのだから。
其の途に在って。
時折、 無性に欲する甘味は。
自身を誉め進める為に遣われる、 御菓子と、 変わりないのだろうか。
「お届け物があるんだけれど。」 「もうおうち?」 「ロッカーに入れておく?」
聖なる甘味と、 僅かに手間を宿した洋菓子を、 切っ掛けに。
幾度か、 想いが往来する。
多分。
御褒美に、 時折欲する御菓子の様な、 存在なのだ。
互いに。
---------- References Jan.23 2010, 「どの符号を附して居ますか」
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