其の程度や、 頻度や、 雰囲気を。
様々に変えながら。
僅か、 一つの行為を以て。
自身の意思や、 願望を。
伝播させようとするから。
刻々と、 変化する其の姿を。
丁寧に、 丁寧に、 見極めては。
応じて行かなければ、 為らない。
其れ故に。
時に。
其の変化の、 激しさに、 耐える事が出来ず。
音を、 上げて終うのだろうか。
其の行為を、 恨めしく想う事など。
決して。
在っては、 為らないのだけれど。
「こんな感じだよ。」 「大丈夫?」
姫は。
盛んに、 俺を心配するけれど。
「此の程度で良いの?」 「もっと酷いと想ってた。」
此の程度なら、 別段、 堪えやしないと。
言い切った。
此れ程、 大人しい夜泣きで。
本当に良いの?
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