雲間の朝日に想うこと


< 親に成った心算でしょうか >


意味を持った単語列の
模倣なのか。

其れとも、
実は達観した意図を宿した、
諭しなのか。


解らないけれど。




少なくとも。


其の言の葉の、
必死さと、
滑稽さは。

柔らかな笑みをもたらした事には、
違いない。











其れ故に。





時折毳立ち勝ちな、
互いの想いが。



例え一瞬でも。

羽毛の如く、
振る舞えるのだろう。





















彼を好きなのか。

俺を好きなのか。

姫を慰めたのか。

姫を責めたのか。

俺の味方をして居るのか。

其れとも、
鎹の心算なのか。




主眼は。

果たして何処に在るのだろう。
























 「かれのとなりがまま。」
 「ままのとなりはわたし。」
 「わたしのとなりがぱぱね。」

 「これなら。」
 「ままはぱぱのとなりにすわらなくても。」
 「よいでしょ?」


娘は。

唐突に、
仲の良い男を空想へ招き入れ。






 「だから。」
 「ままもがまんしてぎゅっぎゅしてね。」
 「ちぅもだよ。」
 「たまにでいいんだから。」


姫を慰め、
姫を諭し始めた。






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2010年02月16日(火)


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2008年02月16日(土) 連なる記憶が示す途でしょうか
2006年02月16日(木) 嫌でも受けねばなりませんか
2005年02月16日(水) 受け容れ側に預けてみませんか





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