雲間の朝日に想うこと


< 月のせいにして終いますか >


恰も、
想いを見失い。

或いは、
其の身を斬られたかの様に、
映るのだけれど。


其の知覚こそ、
真の値に他ならない。




現実の事象と、
虚像の範疇との間には。

或る、
一定の偏向が在るから。



其の、
虚にしか棲まぬ想いを、
見失い。

実に棲む刃で、
其の身を斬られた様に、
想うのだ。











けれども。

飽く迄、
其の偏向は。



虚が、
実に置換された、
其の刻に。

初めて、
認識されるから。







其の刃に、
ふと、
触れて終う。


















舌鼓と、
窓辺の夜景を押し退けて。




 「本当に変態だって思っていたら。」
 「デートに誘ったりしませんよ。」

 「分かんないよ。」
 「毎晩大変態かも。」

 「そういうこと言っていたら。」
 「変態キャラ定着しちゃいますよ。」

 「本当に変態かどうか。」
 「試してみる?」

 「じゃぁ今度是非。」



余韻の文は。

満ちる寸前の月を出汁に、
行き来する。


















触れずに済むのなら。

其の刃に、
触れぬ方が良い。




一度も、
触れる事が無ければ。


多分。

何度も斬られて終う事には、
繋がらないのだから。





----------
References
 Sep.30 2009, 「何に効く薬の心算でしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2009年10月03日(土)


----------
History
2006年10月03日(火) 役目が在るのでしょうか
2005年10月03日(月) 初めまして故に一瞬なのですか
2004年10月03日(日) 中毒の様な物なのでしょうか
2003年10月03日(金) 依存し過ぎて居ませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL