互いが、 互いを想う故に。
自身に歪みを重ねながら、 相手を、 想い勝ちで。
緩やかに。
其れは、 阻害要因へと、 変化して行くのだけれど。
一方で。
飽く迄。
個と、 個が、 完全に一致する事など、 無いのだから。
或る程度、 自身に、 歪みを生じさせる事無しには。
相手は、 想えぬのかも知れない。
制約された地域。
限定された時間。
其の場から、 一歩も踏み出す事無しに。
其処に、 相手が在るのは。
飽く迄。
其処に、 配慮が在るから以外の、 何者でも無い。
暫くの季節、 予定が、 噛み逢わぬ事に。
少し、 落胆しながら。
「無理しないことが大切よね。」 「とても大事にしたいから。」 「この関係を。」
そう、 記すけれど。
其処から、 動く事はしないんだろうな。
坂の街の人は。
---------- References Jun.06 2008, 「違うと拒絶出来ませんか」
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