雲間の朝日に想うこと


< 惑わす力をお持ちですか >


あの子は簡単に言える子なのか。
あの子は冗談でも言える子なのか。


 「愛してる♪」


ほんの僅かな文字数しか無い言葉だけれど、
ほんの僅かな気持ちで口には出来ない言葉。



 「そんな事言うと本気にしちゃうぞ・・・」


半分脅しを包んで送ってみても、
あの子は同じ言葉を送り返して来る。


 「愛してる♪」


冗談交じりの俺の気持ちを見透かしているのか?
それとも本気の肯定なのか?





惑わす気なら構わない。
俺のせいにするなら構わない。


 「あの時小坊主に彼女が居たからいけないんだよ。」


確かに気持ちが一気に近づいたあの時、
あの子は一人で俺にはアイツが居た。
そして今は、
俺にはアイツが居ないけれどあの子は一人じゃない。




けれども。
俺は一人の女の事で頭が一杯だ。

揺らせるものなら揺らせてみろ。

そんな軽い気持ちに下着を脱ぐほど、
甘い男じゃない。


2002年06月24日(月)


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2001年06月24日(日) それでも分かってたつもりか





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小坊主
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