鏡の様に。
自身の、 惑いは具象化される。
深く、 深く、 自身に楔を打ち込んで。
初めて、 明確と成る揺らぎでも。
其れと気付かぬ間に、 表出しては。
其の場へ、 擾乱を加え在るのだ。
けれども。
其の擾乱は。
表出して、 初めて認識される物で。
加えて。
擾乱の根源が、 自身の内に在るなどと気付く事は、 稀なのかも知れない。
「横に小坊主がいてくれたら。」 「どんなに願っているか多分知らないよね。」
独り。
暗闇の公園から、 言の葉を投げ掛ける、 坂の街の人。
其の、 涙の因は。
其の場を、 充分な想いで満たせぬ俺の、 惑いに。
在るのだろうな。
---------- References Feb.24 2008, 「擦れ違いの一種でしょうか」
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