雲間の朝日に想うこと


< 扉の外で転びませんか >


春を待ち侘びる、
花の、
蕾の様に。


一つの、
区切りの瞬間を、
迎える迄。

じっと、
堪え忍んで来たから。



まるで、
弾け飛ぶ様な、
勢いを。

其処に、
宿して居たのだろうか。







ずっと、
籠の中に押し込められた、
小鳥でさえ。




眼前で、
開かれた扉へ注がれる、
外気を。

慎重に、
確かめながら。


そっと、
一歩を踏み出すのに。

















未だ。

完全には、
元に戻らぬ身に。



無理矢理。

短めで、
引き締まった服を、
重ねて。




 「早く行こうよ!」

 「ちょっときついかなぁ・・・。」

 「準備まだ?」

 「お腹きつい・・・。」


燥ぎ、
大騒ぎをする、
姫へ。




娘は。

呆れた様に首を傾げ、
寝た振りをする。












飽く迄。

今日は、
一ヶ月検診で。


主人公は、
姫では無いのに。






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2006年03月03日(金)


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History
2005年03月03日(木) 自身の意見を未だ押せますか
2003年03月03日(月) 想いは別に在るのですか
2001年03月03日(土) 同じ朝日が見えましたか





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