雲間の朝日に想うこと


< 擦れ違いの一種でしょうか >


眼前に其の姿を映して。

互いを貪り、
互いに埋もれる刹那は。


同じ刻を共有し在る様に、
想うのだけれど。




其処に至る、
其の僅かな間隙には。



少しずつ。

誤差が、
蓄積して居るのだろうか。










其れ故に。





互いを搾り尽くし。

其の身体を、
個に、
切り離した直後から。



未だ、
喰らい尽くせぬ何かを感知して。

想いが、
揺らめくのかも知れない。



















互いの、
今朝では無く。

互いの、
今を想って。



 「幸せな時間だったけれど。」
 「辛いの。」



ふと。

埋まらぬ欠片を、
探し始める。
















擦れ違いだろうか。

希う想いが、
少し違って居たのだろうか。





俺は、
もう少し話したかった。


坂の街の人は。

多分、
もう少し触れたかったんだろうな。





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References
 Feb.12 2008, 「交わさぬ想いは育つでしょうか」
 Jan.28 2007, 「相手の言葉を使いこなせますか」
 Jan.09 2007, 「微かに鳴る音色でしょうか」







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2008年02月24日(日)


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History
2007年02月24日(土) 成功なのでしょうか
2006年02月24日(金) お怒りでしょうか
2005年02月24日(木) 付け焼き刃だからでしょうか
2003年02月24日(月) 何処までが我慢でしょうか





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