雲間の朝日に想うこと


< 飛び交う想いは懺悔でしょうか >


其の一点一点に、
注視出来ぬ状況下で在る事など。

重々承知の上で、
其処へ、
誘ったのだから。




例え一瞬でも、
其の、
姿を捕らえ。

互いを想えたのならば。


其れで、
十分なのだ。








けれども。






其の、
視線の一端は。

一瞬たりとも、
直接、
其の光へとは向かわず。




其の間に。

必ず、
幼気な姿を介在させて終う。














一昨年以来の。

増した暗闇の中に、
点々と放たれ始める淡い光に。



 「ほら見える?」
 「蛍だよ〜。」



姫は。

唯、
娘の事ばかりを想い続けた。


















そうだね。










一昨年、
姫と観た蛍は。




宿した命を諦める。

宿した命を絶つ。



揺れながらも、
一度、
結論を下した後の、
光だった。





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References
 Jun.21 2005, 「本心は望まぬ出来事なのですか」
 Jul.11 2005, 「第一希望は離別でしょうか」







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2007年06月23日(土)


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History
2006年06月23日(金) 触れずに辿り着けるのですか
2005年06月23日(木) 酒を呑む様に成ったのですか
2004年06月23日(水) 未だ隠れ家が在るのですか
2003年06月23日(月) 繋ぎの種が必要ですか





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小坊主
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