距離だろうか。
果たして、 距離だけだろうか。
きっと違うのだろう。
確かに。
物理的距離は、 互いの温もりを遠避けるけれど。
想いを飛ばし。
互いの温もりを、 願う事が出来るのだから。
恐らくは。
其処に、 時系列が存在するのだ。
嘗て、 聴いた筈の、 其の時が。
遙か、 遠方に在るのだ。
其れ故に。
実の距離以上に。
距離を、 遠さを、 意識するのかも知れない。
「あなたを想う時は。」 「古い歌が繰り返し頭の中で鳴ってる。」
坂の街から届いた、 逢いたいの、 其の言葉よりも。
強く。
詩の持つ、 其の時を意識した。
---------- References Jan.12 2007, 「止める為の曖昧でしょうか」
---------- Background 谷村新司 " Far away "
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