火照りを隠し。
核心に霞を掛け。
そして、 互いの想いを謀る。
想いに、 曖昧さを保たせる事は。
想いに、 調味料を加える様な、 行為だけれど。
本当は。
唯。
抑止力として、 存在するのかも知れない。
「じゃぁ。」 「襲いに来て。」
「いいわよ。」 「なんてね♪」
核心を捌く様に、 映りながら。
きっと。
坂の街の人は、 自身を、 留めて居るのだ。
「○○、愛してる。」 「こうやって使われる字なんですね♪」 「素敵な名前!」
初めて知った、 坂の街の人の名を使って。
想いを誤魔化し抑止した、 俺の様に。
---------- References Jan.09 2007, 「微かに鳴る音色でしょうか」
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