もしかしたら。
お互いの相手への想いが、 感極まって。
結果として、 生じた事かも知れないけれど。
もしかしたら。
自身への感覚を最優先にした、 其の結果で。
自身が心地良く成る為に。
飽く迄、 相手への想いを、 蔑ろにしただけなのだ。
にも拘らず。
如何して二人は。
其の結果を、 一方と決め付け、 肯定して居るのだろうか。
其処に、 想いが濃縮されているのか。
本当は、 何の保証も無いのに。
「30秒保たなかった・・・」
「26秒くらい?」 「新記録だよ!」
俺の失意は、 姫の悦びに擦り替わる。
此の記録は、 破る為に在るの?
---------- References Dec.03 2004, 「疾い方が良かったのでしょうか」 |