深く、 深く。
厚み在る想いを、 創出して。
護り支えるに値する、 重厚な想いを。
築き上げる筈だけれど。
想いの深さなど。
本当は。
然程の能力も、 然程の意味も、 持たないのかも知れない。
何度も、 何度も。
互いを、 縒り逢わせては。
其の形状が、 重なり、 融け逢う事は出来るのか。
確認するのだけれど。
其の一致度など。
本当は。
然程の能力も、 然程の意味も、 持たないのかも知れない。
飽く迄。
最優先に選択されるのは、 時機で。
贈られる想いの、 量や、 質や、 其の相性は。
時機に加味される、 付属品なのだ。
「結局さぁ。」 「タイミングがはまるとダメよねぇ。」
友人から零れ出た言葉に、 肯き。
同時に、 自身の確固たる土台を、 見失う。
想いが、 軽かろうが。
誰の、 想いだろうが。
求める刻に、 在れば。
そう、 合わなかったのだ。
丘の上の人が、 言う様に。
唯。
互いの刻を、 重ねなかったのだ。
想いの深さが、 如何程、 誇れる嵩で在ろうと。
---------- References Dec.26 2006, 「怯える様に映りませんか」
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