個々の価値基準は、 飽く迄、 異なるのだから。
決して、 他者の物差しに、 自身を翳す必要など無いのだ。
自身の、 部分部分を切り分けて。
複数の拠り所に、 其れ其れを、 委ねたとしても。
自身に偽りを重ねた結果で、 無いのならば。
其れで良いのだ。
けれども。
其の、 委ねた筈の一部分が。
他の一部へ、 従属するのだとしたら。
其れは、 部分を切り分けた事に、 為らぬのだ。
自身の想いが。
他者の想いを介在して、 初めて成立する、 条件付きの想いだとしたら。
決して。
其れは、 想いでは無い。
仮に。
従属する、 此の想いを断ったとしても。
其の拠り所は、 揺らぐ事無く在るけれど。
包含する、 其の拠り所を断てば。
此の想いは。
きっと、 自動的に消えて終うね。
---------- References Sep.07 2006, 「何時から見えないのでしょうか」
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