2013年03月11日(月)  としょかんのだってこと、わすれてたの(完結編)

2月27日の日記 としょかんのだってこと、わすれてたの(前編)3月4日の日記 としょかんのだってこと、わすれてたの(後編)の、さらに続き。

たまが落書きしてしまった歌詞カードを差し替えるため、同じCDを購入し、それを持って図書館へ。「新品で」と念を押されていたので、その場でCDの封を切ってもらい、歌詞カードを交換。

その過程を親子で見届けて、ひと区切りつけた。

落書きして、それを隠そうとハサミを入れた歌詞カードが、これ。セブン&アイグループのキャラクター「ボノロン」をかいてみよう、と呼びかけられて、つい書いてしまった。これが悲しいほど似ていない。後々見たときに「3歳頃のいたずら」と勘違いしてしまうかもしれない。



「買って弁償する」というお金での解決を6歳児に見せるべきかどうか躊躇いはあった。だが、借りたものを汚したら謝るのも当たり前だし、「何らかの代償が必要になる」のも当たり前。その当たり前のことを当たり前だと知ってもらうために、立ち会わせよう、と考えた。

お金を出せば許されるんでしょ、ではなく、小さな落書きがこんな大ごとになるんだ、と心に刻んでくれたら、と親は願っているが、さて、どうだろう。

わたし自身は、今回の出来事を通して「図書館の本は、みんなで読むもの、次の人に渡すもの」という意識をあらためて持つことができた。

「地球は子孫からの借りもの」というネイティブインディアンの教えを以前聞いたことがある。次の人に渡す、ということは、ベクトルを逆にすると、将来使う人のものを先に借りている、となる。

図書館の本を汚してそ知らぬ顔で返す人は、地球を汚すことにも無頓着な人なのかもしれないし、地球を「借りて返すもの」だととらえられる人は、あらゆる借りものに対して、謙虚さと慎重さを示せる気がする。

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