JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆マスコミは「大不祥事」ばかり報じるから誤解しがちですが。 対象は、警察に限りませんが、新聞やテレビなどのマスメディアってのは、 ◆ケース1:脅迫状の相談。 脅迫状というか、ネット上でのケンカが原因で相手がどういう手段を用いたかわかりませんが、 「お宅の会社の社員でJIROってのがいて、カクカクしかじかで誹謗中傷された」 というようなことを訴えたようでした。上司に呼び出されて事情をきかれましたが、 警察と同じようにそれまでの成り行きをプリントアウトしておいて、即座に事情を説明しました。 警察と、弁護士にも相談済であることも、申し添えました。隠していると、如何にもこちらがやましいようですが 全てを明らかにしたことと、相手のクレームが会社の私の仕事と全然関係ない、JIROの私事である、という事実。 これらを勘案し、会社としては、無視を決めたようで、何の処分もありませんでした。 その後、随分しつこく何度も封書が送られてきましたが、一番ひどいのは、 私がTwitterで、女房、子供について、文句と悪口(一番ひどいのは自分でも反省しましたが、 「いっそ、事故で死んでくれないかな」などと書いたのです)を書いたその過去ログを 「犯人」がプリントアウトして、私の勤務先の会社を差し出し人として 女房宛に送りつけてきたときです。家内は会社からの手紙だから、開封して読んでしまい、 それは修羅場になりますよ。 余りにもひどい。大恥をかきました。 警察に相談したら、かなり悪質だし、被疑者となりかねない人物はわかっていることから 正式に、事案として警察の記録として残してくれました。そうすると、また同じことがあったときに、 担当刑事が変わっていても、過去の経緯がすぐ分かるからと(因みに弁護士にも相談しまして、それなりの アドヴァイスがありましたが、今日は警察の話なので省略します)、言ってくれました。 脅迫状はとまりましたが、担当刑事は1ヶ月後、2ヶ月後、 その後、何か変わったことはおきていませんか? と電話してきてくれました。親切だと思います。警察が気に掛けてくれているというだけで 随分、気持ちが落ちつきます。それにしてもこの「事件」は騒動の思いがけない発展もさることながら、 「犯人」と推定されるのが、私が子供の頃からずっと憧れていた、プロの音楽家に間違いない、というのが 物凄いショックでした。それがこの「脅迫状」以上に私を叩きのめしました、が、それは余談です。 ◆ケース2:夜中の路上の大声を110番通報。 ケース1が収束してホッとしたら、昨年12月に母にガンがみつかり、 わかりました。すぐに警官を派遣します。ご連絡有難うございました。 といいます。こちらの氏名は訊かれませんでした。 数分後、男が逃げられないように、という配慮でしょうか。 男の後方から回転灯を点灯させず、サイレンもならさないで、静かにパトカーが近づき、男に近づき あれは、任意同行を求めて男が応じたのでしょうか。アッというまに男とパトカーがいなくなりました。 このようなことでも、随分素早く対応してくれます。 ◆ケース3:コンビニで騒ぐ客がいたので、携帯から110番通報。 これは、もう日付がかわったので、昨日(11月2日土曜日)のこと。 「すみません。通報内容の男はコンビニの外に出てしまいました」 といいましたが、まだ、2人の男はすぐそばを歩いていたので、「あの二人です」といったら、 警官は、コンビニの被害が内にもかかわらず、「いえ。ありがとうございました」と 言って、くだんの男の所に一応、何を騒いでいたのか、など職質をかけに行きました。 以前の警察だったら、何も起きていないし、大した事がなさそうだから、と、 すぐに帰ってしまったのではないかとおもいます。最近は、その辺がどうやら、 些細なことでも市民の通報を軽く扱うな、という指示が徹底しているのか。 私は警察の人間ではないし、身内に警察関係者がいるわけでもないので、 想像するだけです。 ◆結論:関わり合いになりたくない、と見て見ぬフリをするのは止めましょう。 昨日の「コンビニ事件」では、実害を受けた客はいないのですが、様子を観察すると 大丈夫ですか? と訊いたら、苦笑していました。そういえば、騒ぐ男の騒ぎ方が派手な割に店員は 冷静でした。多分「常連」なのでしょう。 ならば、問題ないのか。 私は、問題だと思います。店員は知っていても初めての客は何ごとかと思います。 私ですら、ちょっとした「危険な気配」を感じたのです。客商売としては、 そういう状況を起こしてはいけない。企業(コンビニ)側としては、安易に客のことで 警察沙汰にしたくないのも、人情としてはわかりますが、 私は、こういうのを黙認しておくと、警察に通報する客もいるのだぞ、ということを コンビニ店員に知らしめたいという意図もあり、あえて110番しました。 それはさておき。 私が本稿で申しあげたいのは、騒ぎを見て見ぬフリをするな、ということです。 Broken Windows Theory(割れ窓理論)という犯罪学の学説があります。 軽微な犯罪をも取り締まることにより凶悪な犯罪を抑止できる、という理論です。 私が、土曜日にコンビニで目撃したことは、何らかの犯罪の構成要件に該当するとは思いませんが、 (コーヒーのポットをこわしていたら、器物損壊罪の構成要件に該当しますが)、それでも 特に最近の日本人を見ているとあまりにも(下世話な表現ですが)セコい。 自分さえ良ければ良い。騒ぎは見て見ぬフリをしようと。 そういう態度が習慣化してしまうと、かつてブログで問題にしましたが、 2006年8月、JR北陸線の特急車内で、21歳の女性会社員が暴行を受け、周りに乗客が大勢いたのに 誰も何もしなかった、というひどいことが起きます。ブログで取り上げました。 2007.04.24 特急車内で女性暴行=誰も通報せず、36歳男逮捕−大阪」←対処法がある。 あきれます。普段から頭の中でシミュレーションすることです。 そして、警察に連絡しても、通報者である貴方に関して、根掘り葉掘り訊かれることはありません。 私が複数回、経験したとおりです。勿論携帯の番号から、警察は私を特定できるでしょうが あとから、何かいわれたことはありません。つまり、通報時の様子をもう一度話せと警察から電話がかかってくるとか 警官が自宅にやってくるとか。別に貴方が関わり合いになる、という言葉で何を連想するかわかりませんが、 心配症の人は「もしかすると、自分が通報したことが、『犯人』に知られ、復讐されるのではないか」と考えることでしょう。 そういうことは、ありませんから、目の前の不正、違法行為を見て見ぬフリをする、という怯懦な態度を取るべきではありません。 それが、申しあげたい結論です。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2010年11月02日(火) ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)の薦め。
JIRO
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