DiaryINDEX|past|will
2013年10月11日(金) |
「女子高生ストーカー殺人」←犯行の手口を詳細に報じてはいけない。 |
◆犯行の詳細報道は模倣犯を生む可能性があります。
前回と同様、記事を載せると、以下に述べる内容と矛盾してしまうので、メディアの報道内容は転載せずに
コメントだけを書きます。
そもそも、先日の女子高生ストーカー殺人事件に関して、メディアはあまりにも殺人実行まで犯人の手口を
詳しく報道しすぎです。
前回の記事でとおり、それをしったから、国民にとってメリットがあるか。あるいは知らないことによるデメリットが
あるか、は考えるまでもなく、明らかです。
むしろ、容疑者が驚くほど計画的に、確信的に女子高生を殺すことを目論んで、行動していたことが明らかで、
その用意周到な犯行内容は、報道することにより、模倣犯を生む可能性があります。
◆殺人に限らず、特異な犯罪や自殺がセンセーショナルに報道されると、真似る人が出ます。
統計的に証明は出来ませんが、私は11年半、時事問題日記を書いているので、普通の方よりも記憶に残っていると思いますが、
池田小や秋葉原ほどではなくても、何処かの駅前で、刃物を振り回して、他人を殺傷するという事件が、過去数年で何度も起きています。
そういうときには、テレビや新聞が大騒ぎするのですが、それによって「刺激」されるのか、ほぼ必ずと言って良いほど、同様の事件が
後に続きます。
また、自殺にも、同様の傾向があります。
以前、インターネットで知り合った赤の他人数人が、ワンボックスのレンタカーを人目に付かないところに停めて、
中で七輪を焚いて、一酸化炭素中毒で死ぬ、という自殺が連続したことがあります。
また、それから暫く経ち、今度は入浴剤を用いた、硫化水素自殺が続きました。
それまでは誰も実行しなかった方法による自殺を、偶然、日本のあちこちで同時に思い付く訳はない。
報道により、そういう死に方があったのか、と知ってしまうのです。
WHOの「自殺予防の手引き」というガイドラインがあり、その中には、
わざわざ、「マス・メディアの為の手引き」という項目があり、
「自殺の方法を具体的に書かない」と明記してあります。多分、日本のマスコミは
知らないのでしょう。
とにかく。
ストーカー殺人にせよ、無差別殺傷にせよ、自殺にせよ、特異な方法を報道した場合、
真似る人が出る、というデメリットばかりが目立ちます。
例外的な場合、たとえば、通り魔が人ひとりを殺して逃走中である、という場合は、
現場付近に住む人々には、知らせておくべきでしょうが、
日本中の人が知る必要はない、ということは、明らかだと思います。
【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2010年10月11日(月) 「ハーバード白熱教室」所感、というか「議論」について。
2009年10月11日(日) 【雑感】毎年のことながら、芸術の秋。魅力的なコンサートが沢山あるのですが・・・/中川昭一氏の葬儀を見て。
2008年10月11日(土) G7が「迅速・例外的な行動」、米国は公的資金注入を表明←これで「一安心」でしょうか?
2007年10月11日(木) 「小沢氏、会見 ISAF参加『党の方針』強調」←「郵政民営化選挙」における小泉と同じではないでしょうか?
2006年10月11日(水) NHK電話アンケート「改憲賛成40%」「集団的自衛権の意味を知っている8%」←知らないで賛成するな。/今日の名曲
2005年10月11日(火) 憲法世論調査:9条改正「反対」は62% (毎日新聞) 与党は、国民投票は包括で投票させようとするでしょうから、要注意。
2004年10月11日(月) <京都議定書>批准法案を露下院に提出 プーチン大統領 ←それでも、既に温暖化防止は手遅れ。
2003年10月11日(土) 「毛皮買う金節約できる」気候変動会議でプーチン氏失言←馬鹿者。永久凍土が融け出したら、ロシア自体がなくなってしまうのだよ。
2002年10月11日(金) あきれた、松茸問答。