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2007年10月11日(木) |
「小沢氏、会見 ISAF参加『党の方針』強調」←「郵政民営化選挙」における小泉と同じではないでしょうか? |
◆記事:逆風小沢氏、会見 ISAF参加「党の方針」強調(10月11日8時2分配信 産経新聞)
民主党の小沢一郎代表は10日の会見で、政権獲得後にアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)へ
参加する意向を月刊誌の論文で示したことについて、
「党のマグナカルタ(政権政策の基本方針)でも決まっているし、マニフェスト(参院選選挙公約)にも書いてある」と述べた。
ISAFへの参加が小沢氏個人の考えではなく、党の国際貢献の方針に沿ったものであることを強調したものだ。
また、インド洋での海上自衛隊の補給活動に代わり、ISAF参加を盛り込んだ対案を検討する考えも示した。
小沢氏は対案づくりに関し、
「政府が新法を出す決定をした際には、民主党の主張を法案にして出すのがより分かりやすいか、ほかに方法があるか検討しなくてはならない」と述べた。
ISAF参加論については「党内で決めた事実は確認していない」(枝野幸男元政調会長)と反発の声がある。
だが、小沢氏は、「多数で決めたことは党の方針に従って行動しなければ党人ではない。いやなら離党する以外ない」と述べた。
また、政府・与党からISAF参加は違憲との指摘が出たことには
「国連憲章を否定するのか。日本はあらゆる手段で国連の要請に協力するといって加盟申請した。
国連憲章によれば武力で平和を乱す者に対しては、武力をもってでも鎮圧することになっている。自民党、政府の解釈こそおかしい」と反論した。
民主党が昨年12月にまとめた基本文書のマグナカルタは国連の平和活動について、
「国連の要請に基づいて、わが国の主体的判断と民主的統制の下に、積極的に参加する」と明記。
また「国連の平和活動は、国際社会における積極的な役割を求める憲法の理念に合致し、
主権国家の自衛権行使とは性格を異にしている」とした。
一方、マニフェストには、「国連の平和活動に積極的に参加」とある。
両文書とも「ISAF参加」に直接言及していないが、小沢氏は10日の常任幹事会で、
論文はマグナカルタ、マニフェストの趣旨に沿ったものだと強調した。
ただ、党幹部は「対案に入れるのは難しい」と異論を表明。
社民党の福島瑞穂党首は会見で「小沢氏の見解は違憲だ」と批判したが、野党共闘には影響させない考えも示した。
◆コメント:民主党小沢代表、気は確かですか?
最初に用語解説。
【ISAF(International Security Assistance Force=国際安全支援軍)】
2001年9月11日に、米国がテロ攻撃を受けました。
アメリカは復讐だ、といって、アルカイダをかくまっている(と言われていた)アフガニスタンのタリバン政権を倒しました。
無政府状態です。そこでアフガニスタン暫定政権が出来るまで、首都カブールを中心に、
アフガニスタンの治安を維持するために結成されたパトロール隊です。
国連の組織ではありません。国連の委任を受けて、国連加盟国が軍隊を送っている。
「安全支援」とは、今や名ばかりです。
カブールだけではなく、アフガニスタン国内の広範囲に駐在し、テロリストとドンパチやっているのです。
◆ISAFに参加したら、武力を行使する状況に追い込まれるのは目に見えています。違憲です。
小沢さん、ボケてしまったのかな。憲法のイロハのイ。
日本国憲法第9条第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
いいですか?武力を行使してはいけないのです。日本は。
ISAFに参加したら、殆ど間違いなく、武力を行使することになる。
そして・・・。
アフガニスタンのテロリストというか、対抗勢力は、恐ろしいのですよ。敵に捕まったらどういう目に遭うか。
かつて「ソ連」がアフガニスタンに侵攻しました。アフガニスタンの民兵に捕まったロシア兵は、一気に殺されませんでした。
皆、裸にされて、でっかい刀で生皮を剥がれるのです。
小沢代表は自衛隊員をそんな目に遭うかも知れない場所に派遣するのですか?
小沢さんの主張は、なお、無茶苦茶です。
「国連憲章を否定するのか。日本はあらゆる手段で国連の要請に協力するといって加盟申請した。」
そんなこと、誰が、いつ言ったのですか?
世界の国々(の政府は)、日本は憲法の定めにより、武力を行使できないことを知っています。
私は、ニューヨーク・タイムズや、ワシントンポストや、英国のフィナンシャルタイムズや、BBCや、The Economist、等々で、
何度もそれを読みました。彼らは、それを所与の事実と見なしています。小沢さんの認識は誤りです。
◆ISAF参加に賛成できない民主党員は、離党しろって、郵政民営化の小泉と同じじゃないすか。
2005年8月に郵政民営化法案が参議院で否決されたとき、小泉は衆議院を解散したのみならず、
衆議院で民営化法案に反対票を投じた自民党員を公認せず、更にご承知の通り「刺客」を放って、当選を妨害しました。
これは、郵政民営化に反対した自民党員の言論の自由の剥奪に他ならない。違憲であることは勿論。こうなるとファシズムですね。
アメリカの大統領、今はブッシュですが、自分の法案に反対した共和党員を除名することなど出来ません。
今の小沢さんの態度は、2年前の小泉と全く同じです。憲法をちっとも分かっていない。
福田総理は小沢代表のISAF参加案に対し「憲法上無理がある」と反対してます。
これは、ギャグですか?自民党員と民主党員の中身が入れ替わってしまったのでしょうか?
小沢さんも法律とか憲法とか、国際法(国連憲章も国際法です)を持ち出すなら、頭を冷やしてよく考えて頂きたいですね。
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2006年10月11日(水) NHK電話アンケート「改憲賛成40%」「集団的自衛権の意味を知っている8%」←知らないで賛成するな。/今日の名曲
2005年10月11日(火) 憲法世論調査:9条改正「反対」は62% (毎日新聞) 与党は、国民投票は包括で投票させようとするでしょうから、要注意。
2004年10月11日(月) <京都議定書>批准法案を露下院に提出 プーチン大統領 ←それでも、既に温暖化防止は手遅れ。
2003年10月11日(土) 「毛皮買う金節約できる」気候変動会議でプーチン氏失言←馬鹿者。永久凍土が融け出したら、ロシア自体がなくなってしまうのだよ。
2002年10月11日(金) あきれた、松茸問答。