JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:振り込め詐欺被害、過去最悪11億円 都内10月(日本経済新聞 2012/11/7 0:40) 10月の都内の振り込め詐欺の被害額が約11億円に達し、単月としては過去最悪となったことが6日、 ◆コメント:まず、「だます」奴が悪いのですが、こうなると程度問題です。 以前、書いたことがあります。 だます人間とだまされる人間がいたら、まず「だます人間」が悪いのだ。 と主張しました。 基本的見解は今も同じです。逆の考え方、つまり「だまされる人が悪いのだ」という意見は、 「折あらば、人をだましてやろう」という意識の持ち主の意見ではないか、と思います。 しかしながら、前回その話を書いたのが何年前か。調べたら、「振り込め詐欺」についてではありませんでした。 7年10ヶ月前。 2005.01.20 「偽造カード被害(スキミング)防止、金融庁と警察庁が初協議へ。 現時点におけるスキミング対策について。 改行の仕方も行間もバラバラで読みづらいことこの上(;.;)、お恥ずかしいのですが、この当時は基本的なHTMLタグさえ、 覚えようとしていなかったのですね。すみません。 それはさておき、繰り返しますが、「他人のカネをだまし取ろう」という人間がいる、ということが、まず問題です。 しかし、振り込め詐欺、当初「おれおれ詐欺」と言われていましたが、電話を用いた一番古い例は、1986(昭和61)年に 確認されています。急激に増えたのは21世紀に入ってからだ、とWikipediaに書いてありましたが、 それが事実であると仮定すると、すでに今世紀に入ってから12年近くの時間が経過しており、 この間、警察もマスコミもさかんに、この犯罪手法について注意を喚起していますが、まだ、だまされる人がいる。 しかも先月(2012年10月)が被害額が過去最悪だというのには、さすがに驚きますし、はっきり言ってあきれます。 まず、犯人が悪いのですが、ここまでくると確かに被害者にも「責任の一端」はある、と思います。 ◆極端に情報を減らすのは、危険だと思います。 どうして、これほど騒がれているのに、今だに振り込め詐欺にだまされるのか? 殆どの人間は1日の99パーセントは、自分のこと「だけ」を考えて生きている と、言った人がいますが、かなり真実に近いのでは無いかと思います。 そういう「心がけ」の修正も必要ですし、最近、新聞を購読せず、自宅にテレビがない、と言って得意そうな若い方がいますが、 よほど、ネットで情報収集の技術にたけているのであれば、別ですが、新聞を取らないし、テレビも無いというひとは、 そもそも「情報に対する執着心」があまり無い人だから、ネットうんぬんは、関係ないと思います。 あまりにも情報が無いと、自分や家族の健康・生命に危険が及ぶ場合さえあります。 これは、ご自身が著書に書いておられるので紹介させて頂きますが、 一昨年、NHKの朝ドラになった、「ゲゲゲの女房」という水木しげる夫人、武良 布枝さんの本があります。 ドラマと原作が違うのは当然ですが、原作には、流石にドラマの脚本で取り上げられなかった、驚くべき歴史的事実が書かれております。 失礼ながら、売れない頃の水木しげるさんは、とにかく殆ど「極貧」だったので、新聞を購読していなかったので (無論、テレビなど、もっと無理です)、世の中で問題になっていることを知らず、眠れないという夫人に、 睡眠薬「サリドマイド」を薦めて、実際に夫人も妊娠中に飲んだことがあるそうです。サリドマイド禍はあまりにも有名です。 たまたま、東京に住んでいた、武良布枝さんのお姉さんが訪ねて来たときに、それを知り驚いて、服用を止めさせ、 ことなきを得たのだそうです。「情報がない」「知らない」ということは、ときとしてこれほど危険なのです。 日本人の悪い癖で「おカネを出して情報を買うのは勿体無い」と考える傾向がありますが、価値のある情報はそれだけの労力を 費やして、得られているのですから、商品の一種であり、それを得るには対価を払うのが当然です。 新聞は紙の新聞を読んだ方がいいです。比べるとわかりますが、いくらタブレットが便利といっても、 紙の新聞は、一覧性(ひと目で大量の情報を見られる、ということ)において、断然すぐれています。 NHKの受信料が勿体無い、と言う人が多いですが、東日本大震災の後、結局みんなが一番頼りにしたのはNHKニュースであることが 分かっています。 あまりにも「知らない」ことは、様々な不利益を被る危険があります。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年11月06日(日) 「中国船長を逮捕 漁業法違反の疑い」←日本政府、今度は絶対、簡単に釈放するなよ。
JIRO
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