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2012年06月01日(金) |
「福」までいきませんが、多少安心したことが、ありました。 |
◆私事で恐縮です。実の母が脳MRI検査を受けるのが確定しました。
自分の日記を溯ってみたら、初めて書いたのが約3ヶ月前です。4月末にもう一度書きました。
2012年02月25日(土) どうやら、実の母がボケ始めました。 (JIROの独断的日記ココログ版の同記事)
2012年04月30日(月)色々有りますなあ・・・。認知症の老人の病態に関して全く御存知ない方々へ。 (ココログ)
「心配で眠れない」というほど、私もヤワではないのですが、悩みの要素を分析すると以下のとおりでした。
- 「本当に認知症かどうかは脳のCT(断層撮影。X線写真の一種)なりMRI(Magnatic Resonance Image 磁気共鳴画像)を撮らないと分からない。とにかく「病気」であるのかないのか、「診断」が下らないと何も始まらない。もしも本当に認知症やアルツハイマーならば、放っておけば、症状が加速度的に悪化する可能性がある。
- これらの設備は、大きな個人総合病院か大学病院その他、ある程度の規模の病院しか持っていない。いずれにせよ、医師の依頼書(検査の必要性を明示する文書)が必要である。CTなりMRIだけ撮影するとなると「脳ドック」即ち「健康診断の一種」となり、保険が適用されないので非常に高い。そもそもこれだけ撮っても、「見立て」(診断)をするドクターがいなければ意味がない。
- 手っ取り早いのは、現在の母のかかりつけの開業医に、施設のある病院宛に検査依頼書類を書いて貰うことだ。母は元々高血圧だし、高齢(84歳)だから、近所の開業医に診て貰っているが、この女性開業医が無能で感情的で「検査を受ける必要が無い」と言い張った。
ちょっと分かり難いのですが、現在母は私と同じ杉並区の別の場所(マンション)に住んでいて、そこから徒歩2分ぐらいで行ける開業医があるのです。
年寄りですから、何か体調が急変した場合に、すぐに診てくれる医師は確保しなければならない、
というのでその開業医(年配女性医師)とは、一応懇意にしておきたいのです。
◆感情をコントロール出来ない人間は男女を問わず医師になるべきでは無い。
前段で、私が困っていたことを分けて書きましたが、最大の問題は3でした。
母本人は、認知症の症状の片鱗が見られるものの、まだ完全に思考能力が無くなったわけでは無いので、
「自分も、もうトシだから、一度脳の写真なりMRIを撮って貰った方が良い、という息子(注:私です)の進言は尤もだ」
と考えています。これ自体は非常に好都合で、ある程度痴呆が進むと意固地になり「検査など受ける必要はない」
と言い放つ。本人を説得するまでが大変なのです。母の場合はその手間は省けているので本来、好都合なんです。
それなのに。
脳の検査を受けるのを「邪魔し」たのは、ドクターでした。
母が現在、見て貰っている、開業医の女医が困ったひとで、医師である以前に「ヒステリー女」の典型なのです。
母が、
「かくかくしかじかで、息子にも勧められているから、一度脳の検査を受けたい。紹介状を書いて欲しい」
と頼んだら、たちまち機嫌が悪くなり、「特段の異常がないのに、そのような検査をする必要はない」と言い放った。
この女医は、私が下手に顔を出すと余計に、話がこじれそうなので、私は会っていないのですが、どうやら区の医師会でも、
「特に名医でもないが、やたらとプライドが高く気が強く、ヒステリックな困ったオバハン」と思われているらしい。
それは、同じ区内の他の医師に話を聞いたり、私が情報収集して、ほぼ明らかなのです。
理解に苦しむのですが、敢えてその「オバハン」の思考を言語化するならば、
医師である自分が必要と思っていなかったことを患者の側から申し出られて、腹が立つ。
という反応です。母には
もし、そんなの(検査のことですね)受けて、病変が見つかった所でどうするのですか!こんな高齢で開頭手術したら、却って危険かも知れないですよ?
という趣旨の発言をしたらしいのですが、医師の言葉とは思えません。
Googleで「脳ドックのすすめ」を検索すると何と、約131万件もヒットします。大学病院ではなく、
少し大きな個人病院は、皆、「年齢性別に関わりなく、一度受けておくといい」といいます。
それは勿論、病院経営上の配慮もあるでしょうが、今や全然特別のことではない。ましてや80歳を超えた母には、
本来、医師の側から検査を勧めてくれるぐらいでなければ困ります。
それなのに。
病気が見つかってしまったら大変だから検査を受ける必要が無いとオバハン先生は言う訳です。
これで、私は頭を抱えてしまったのです。
患者は医師の自尊心を満足させるために存在する人間ではありません。
患者が医師に隷属するべきでは無いのです。
そんなことも分からない人が医師であっては困ります。
◆捨てる神あれば拾う神あり。
ところが、事態は好転しました。
わすれてましたが、母は、2ヶ月に一回、心電図をとるために、
別の個人総合病院の循環器内科に通っていたのです。これはオバハン医師も知っていて文句を言えない。
母から金曜日(1日)電話があり、今日外来だったのだそうです。
総合病院でお世話になっているのは循環器内科のドクター(男性)ですけれども、母が
「脳」の件を頼んだら、「ああ、それはいいですね」とあっさり検査を受けるべく手はずを整えて下さったとのこと。
その病院は、オペもするし、救急指定ですから、CTもMRIも当然持っています。
早速来週には、MRIをとり、7月には結果が分かる。それからどうなるか、まだ分かりませんが、
とにかく、「脳の中を撮る」第一関門は通過します。その画像は脳外科のドクターが診るでしょう。
それで何か認知症なり、アルツハイマーなり、多発性脳梗塞が見つかるかも知れないし、或いはもっと深刻な
(例えば脳腫瘍とか)ものが見つかるかもしれませんが、分からないでやきもきしているよりは遙かに良いです。
診断がなければ、治療も不可能です。病変があるかどうか。あったとして治療可能なものかどうか、
まだ、先には色々あるのですが、「検査を医者がじゃまして受けられない」という
理不尽な状態からは脱することが出来るのですから、一つハードルを越えたことになります。
それだけで、私は今日は随分、気が楽になりました。
完全なる私事で失礼しました。
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