JIROの独断的日記
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2003年06月01日(日) |
「和平以外に選択なし」=中東問題で米大統領 で、イラクの大量破壊兵器は見つかったの? |
◆記事: ブッシュ米大統領は31日、週末恒例のラジオ演説で、6月4日に予定され るシャロン・イスラエル首相、アッバス・パレスチナ自治政府首相との3者協議に関連し、「これから先は困難な決断と指導力が要求されるが、他に選択肢はない。良心のある指導者は、屈辱や殺害、悲嘆がさらに数カ月、数年続くことは容認できない」と述べ、中東和平実現を目指す決意を改めて表明した
◆所感: イラクに対するアメリカの武力攻撃が開始されたのは、3月20日である。それからまだ73日しか経っていないとうのに、世界は、既に、遠い昔の出来事とみなしているようにさえ、見える。
この間、SARS騒ぎが新聞の紙面を賑わせ、日本に限って言えば、りそな銀行への公的資金注入があり、大事件が次々と起きた。
人間は、どうしても目先のことに関心が向かうけれども、イラク戦争におけるアメリカの責任は、うやむやにしてはいけない。
アメリカは、「イラクが大量破壊兵器を所持しており、それがテロリストの手に渡って、アメリカが明日にでもテロの標的になりかねない」と主張して、国連決議を得ずに、つまり、国際法を無視して、単独でイラクを攻撃した。
その後、今日に至るまで、イラクで大量破壊兵器が発見されたという報告は得られない。イラク戦争では多くの人命が失われたが、アメリカはこの責任をどう考えているのか?中東和平など、口にできる立場ではない。
サンクトペテルブルグでは建都300年を祝う祝典が開かれて、各国首脳が集まり、続いてフランスのエビアンでサミットが今日から開催される。
アメリカの説明を聞いてみたいものである。
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