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2012年04月15日(日) |
【差替】【御愛読御礼】ネットで日記を書き始めて10年経ちました。(音楽追加しました)。 |
◆毎年、書いておりますので、ごく簡単に。
ここ数年の、4月14日か15日の記事を読み返しますと、
毎年。【御愛読御礼】満7年、8年、9年です、と書いております。
止めなければ、自然に満10年になります。当たり前です。
正直に書きますと昨年までは、「10周年は少し盛大にやろうか」と思っていました。
盛大にといっても、記念パーティを開くとか、そんな事ではなく、
「この10年、色々有りました」という話を書こうかとも思ったのです。
しかし、それをやると、私は多分、苦労話や愚痴ばかりを、書くと思います。
とにかく10年続いた(といっても途中かなりサボった日がありますが)ということは
自分でも意外です。紙の日記しか、この世に存在しなかった頃は、
何度試みても文字どおりの三日坊主でした。
読んで下さる方がおられる、ということがこれほど「書き続ける気持ち」を
もたらしてくださることが分かったのは、大変大きな収穫でした。
10年前の日記を読み返して、今の日記を読むと、
精神的な未成熟さが、露わで、全然成長の跡が認められず、
誠にお恥ずかしい限りです。
いつまで続けられるか何とも言えませんが、
今後とも、よろしければ駄文にお付き合い頂きたく、お願い申し上げます。
この後、音楽を用意してありますが、エンピツというのは、毎時46分までに登録しないと、
次は、30分後となり、日付が変わってしまいます。
一旦登録すれば、15日の日付になります。
後ほど差替えるつもりでございます。
簡単ですが、取り急ぎ御礼まで。
◆若干補筆。
全段落で書いた通り、この数年毎年4月14日か15日に「御愛読御礼」に弊日記・ブログについて
書いていますが、もう一度書きます。
私は同じ文章を二箇所にアップしています。
1つは、ウェブ日記サービスエンピツのJIROの独断的日記
(これは最新ページですので更新すると内容が変わります。目次ページはこちらになります)です。
このエンピツに今は、新規を受け付けていないそうですが、
当時は無料が普通でしたが、今では、有料版すら、新規の登録は断っているのでは無いかと思います。
これに登録した、つまりアカウントを開いたのが2002年4月15日なので、日曜日でちょうど満10年となります。
その、約2年半後、2004年にブログサービス「ココログ」にアカウントを開き、当時から今まで、原則としてエンピツと同じ文章を
載せています。
ブログ・アカウントを開いたのは、当時物凄い勢いで、あたかもTwitterが流行りだしたときのように、
ブログを始める人が加速度的に増え、ウェブ日記は失礼ながら、あまり人々が感心を持たなくなったのです。
私は、プライベートな事柄を書き記す文字通りの日記ではなく「時事問題」にコメントする文章を書いているので、
より大勢の人に自分の意見を読んで頂く為には、掲載する場所を2つにした方が良いと思ったからです。
あまり、説明がくどいのも行けないのでこの辺にします。
◆【音楽】モーリス・アンドレ。続きます。「夜の女王のアリア」をトランペットで。
これも、このところ毎回書きますが、アナログレコード時代は、これだけで一枚だったんですが、今は、
モーリス・アンドレ・エディション第4集〜組曲、舞曲、編曲集(6CD)しかないようです。
6枚組のCD-BOXですが、Disc3に収録されています。
モーツァルトの歌劇「魔笛」の夜の女王のアリア。
普通のオペラのレパートリーでは、ソプラノの最高音、三点ヘ(F6)がでます。
最高音域での声のコントロールが要求される、コロラトゥーラの独擅場です。
それをピッコロトランペットで演奏したもの。
モーツァルト:歌劇「魔笛」第2幕「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(トランペット=モーリス・アンドレ))
復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
これは、楽器でも歌でもギリギリの高音で非常に難しいでしょうね。想像ぐらいは、できます。
もう一曲だけ。オペラ・アリアをトランペット。
ロッシーニ、序曲は皆しっている歌劇「セビリアの理髪師」ですがその第2幕の最初に
演奏されるアリア。「今の歌声は!」です。
最初に本物(声楽)で聴いてみましょう。
私が日本の声楽家で一番上手いとブログに書き、今もそう思っているソプラノの森麻季さん。
引用元は、愛しい友よ~イタリア・オペラ・アリア集 (森麻季)です。
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」第二幕「今の歌声は!」(ソプラノ:森麻季さん
今の歌声は!
すごいでしょ?あらゆる点に置いて。私はですね。こういう超一流の演奏を聴くと「クラシックって次元が違う」と
どうしても思います。クラシック以外の歌を歌を十羽一絡げで「歌謡曲」と呼ばせて頂きますが、歌謡曲の人達、
よく、みずからを「アーティスト」とか言っているけど、今の森麻季さんの超絶的な技巧と完璧な音程。オーケストラを
バックにしてもホールの隅々まで、マイクなど使わずに響き渡るであろう声。こういうのを聴いたら、普通の神経だったら、
歌謡曲の人、自分達程度の歌でクラシックのコロラトゥーラ・ソプラノより遙かに大きい経済的見返りを得ていることが、
恥ずかしくなるのでは無いかと思います。
さて、イヤミはこれぐらいにして、同じアリアをモーリス・アンドレがトランペットで吹いたらどうなるか。
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」第二幕「今の歌声は!」 (トランペット:モーリス・アンドレ)
今の歌声は!
トランペットにはバルブ(ピストン)がありますから、音階的な動きなどは、声楽よりも簡単かもしれませんが、
このアリア、とてつもなく難しいということが、楽器の演奏で聴くとより一層明らかになりますね。アンドレの
高音のコントロールは勿論すごいですが、森さんの演奏技術が如何に超絶的か、ということも同時によく分かりました。
さて、4月14日はヘンデル(1685年2月23日 - 1759年4月14日)の命日でしたから、最後は綺麗で有名な二曲で。
オンブラ・マイ・フですが、余りにも有名ですが、これを元チェコフィル首席トランペット奏者、
ミロスラフ・ケイマルで演奏しています。この人もアンドレとはまた違うんですが、ものすごく綺麗な音を
出す人で、このオンブラマイフは多分、トランペットではなくて、フリューゲル・ホーンだろうと、
CDには書いてないのですが、専門家に言われました。なるほど、と思いました。
楽器の音色自体がトラペットよりも柔らかいとはいえ・・・まあ、お聴き下さい。
音源は、-GLORIA-トランペット名曲集です。
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(トランペット:ミロスラフ・ケイマル)
オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)
信じられますか?こえが「ラッパ」の音ですよ?楽器と言ったら、ピアノとヴァイオリンぐらいしか聴くに値しない、と思っていた方。
色々聴いてみるものですね。
最後は、とにかくテクニックも素晴らしいけど、声楽家の命、美しい声をお持ちの森麻季さんのアルバム、
ヘンデル・アリア集
は、済から済みまで完璧に美しく文句のつけようがない名盤ですが、
私が昔から大好きなヘンデルのオペラ「リナルド」から、以前は「私を泣かせて」でしたが、最近は、
「涙のながれるままに」が一般的なようです。まあ、そういうのは、どちらでもよろしい。
ヘンデル:リナルド「涙の流れるままに」(私を泣かせて)
Handel Renald Aria
リピートの装飾は演奏者の裁量に委ねられていますが、大変趣味の良い上品な演奏だと思います。
信仰心のない私のような人間でも、敬虔な気持ちになります。
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