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JIROの独断的日記
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2005年04月15日(金) 「歴史歪曲」訴え偽善/アジアの強国誇示 各国メディア、中国批判大勢」 どの国も戦争中は人殺ししたんじゃないの?

◆記事:「歴史歪曲」訴え偽善/アジアの強国誇示 各国メディア、中国批判大勢

 

 中国で吹き荒れた反日デモに対する世界の主要メディアの論調は、中国政府が「歴史カード」を使い、民衆の不満をあおっているとの冷めた分析が多い。

 十一日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は「日本は過去についてもっとすべきことはあった」としながら、「中国自身の歴史の歪曲(わいきよく)の度合いは日本よりもはるかに大きい」と指摘。「中国は世界のなかで重要な地位を占めるようになっており、政府には国民が世界を正しく理解し、恨みの感情で行動しないようにする特別の責任がある。日本に対して繰り言を言う前に、中国自身の歴史解釈を見つめるべきだ」と強調した。

 十二日の英紙フィナンシャル・タイムズは「日本が過去を正直に認め、無条件に謝罪すべきだ」とする一方、「直接の問題は中国の指導者が暴力的な反日デモを容認していることだ。日本の戦後の平和主義や経済面での中国への寛容さを国民に知らせず、日本で歴史がゆがめられていると中国が訴えるのは偽善だ」と指摘した。(産経新聞)


◆コメント:海外の新聞は、原文にあたらないと、分からないよ

 

 国家を擬人化して、「他人の言うことなど気にするな。自らの信じる道を進め、」と言えば、格好が良いが、そういう「情報軽視」は日本人の悪癖で、どの国が何を言っているか、常に、時系列で追っていなければ、今回のことに限らず、いざ、何か交渉・談判しなければならないときに、上手くいかない。

嫌らしい言い方をすると、その国の過去の発言をずっと記録しておくと、こちらの有利な材料として使うことが出来る場合がある。

だから、産経新聞が海外メディアが何を伝えているかを記事にするのは、悪いことではない。

しかし、都合の良いところだけを拾って、「中国批判大勢」というのは、ミスリーディング(誤解を招く、という意味)だ。

それほど、日本に好意的な論調ばかりではない。

だが、だからといって、日本が卑屈になる必要はないだろう。2国間の問題なのだ。

 そして、どこの国だって、戦争中は残虐行為を行っているのだ。


◆本当は、どこの国も残酷なことをしてるのだから、他国のことなどを言えた義理ではない。

 

 アジア版ウォールストリートはほぼ全面的に日本に同情的だけれども、FT(フィナンシャルタイムズ。英国の日経みたいな新聞)は、まず「日本は無条件に謝るべきだ」と言っている。

イギリス人にそんなことを言う資格はないね。イギリス人が過去に何をした?

 アヘン戦争なんてひどい話で、イギリス人は金儲けのためにアヘンを中国人に無理矢理買わせる為に戦争をして、中国人をヤク中にしてしまったのだ。

 「イングリッシュ・ジェントルマン」、なんて気取っているが、野蛮な国なのだ。

アメリカ人に至っては、日本に原爆を2回も落として24万人もの非戦闘員を殺戮したのであるから、何も言う資格はない。

韓国人はずっと被害者のような顔をしているが、ベトナム戦争に参加したときには、ベトナムの一般市民を虐殺しているのですからね。

 どうせ、そういうこと、学校の歴史の時間に教えていないでしょう。韓国兵の中には、拷問して殺したベトナム人の耳を切り取って、ビンに入れて、眺めて喜んでいた奴がいるというのだから、日本人と大差ないよ。

ドイツ人のユダヤ人大虐殺は言うまでもない。

ロシアは日ソ不可侵条約を交わしていたのに、日本の敗戦が決まってから、この条約を破棄して、大陸にいた日本人を捕まえて、シベリアに連れて行き、過酷な労働を強制した。多くの日本人がそこで、衰弱し、或いは病を得て、亡くなった。その恨みをずっと抱いている日本人が、私が子供の頃はまだ、大勢、いた。


◆要するに勝てば官軍ということだ。

 

 日本は、愚かしくも、日独伊三国同盟を締結したが為に、米英を敵に回し、敗戦国になった。そして、東京裁判で戦犯は皆死刑にされたのだ。本当はあそこで終わっているはずで、戦勝国の中国はごたごた言うなといいたい。



そもそも「東京裁判」という手続きも紛争(戦争)の勝者が敗者を裁く行為であり、当事者ではない第3者が判断を下す、「裁判」という制度の本質から完全に逸脱している。 戦犯が祀られている靖国神社に日本の総理大臣が行くのは、戦争に対する反省が足りないというが、連合軍(米英中露)だって、たまたま勝っただけで、大勢の人を殺した人道的な罪は永久に消えない。

 原爆を2発も投下することを許したルーズベルトなんて、倫理的見地からすれば、超弩級の大戦犯ではないか。

 私は、「他の国が戦争中に人殺しをしていたのだから、日本だって、仕方がなかったのだ」といっているのではない。
戦争で人を殺した全ての国が悪いのであり、その人道的な罪は未来永劫許されることはない。それは、戦勝国も戦敗国も関係ない。

だから、日本人だけが、第2次大戦の時のことを持ち出されるのは、理不尽だ、と言いたいのだ。

イギリス人がこういうときに、よく言う言葉がある。

It's not fair.


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