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2012年03月18日(日) |
「ユニクロ最大店舗、銀座にオープン=6カ国語対応、サービス強化」←ユニクロの本質は「接客業の鑑(かがみ)」ということですよ。 |
◆記事:ユニクロ「銀座店」がオープン=面積最大、イメージ向上狙う(時事通信 3月16日(金)20時0分配信)
カジュアル衣料の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング<9983>が、
売り場面積で同社世界最大となる「銀座店」(東京都中央区)を16日、オープンした。
老舗百貨店などが立ち並ぶ銀座中央通りに面した12階建てビルの全てがユニクロの売り場で、
総面積は約4950平方メートル。最新の商品を取りそろえるだけでなく、
接客サービスにも注力し、世界展開するユニクロのブランドイメージ向上につなげたい考えだ。
◆コメント:色々、「企業研究」の題材にされてますけどね。
急激に成長した企業でも人間でも、とにかくそれまで誰もやらなかったことを始め、
成功すると、これはもう100%の確立で良いことも悪いことも言われたり書かれたりします。
ウィキペディアの説明を読みました。
アパレル産業としてのポリシーというか、あの商品群の評価というのは正直に書くと
私は、分かりませんが、あの会社で一番すごいのは、「従業員に対する接客教育の徹底ぶり」だと思います。
私は、着るものに殆ど関心がありませんで、今まで凡そ「服」を買いに行くのは、
仕事に必要なスーツとかワイシャツとかですね。そういうのが殆どでしたが、
数年前にユニクロのある店にはいり、びっくりしましたね。、
ただの一人も感じが悪い店員がいない。
これは自分もかつて、店頭でお客さんの相手をする仕事をし、
また、現場の責任者を少しですけど、任された時期があるので、
如何に大変な偉業か、よく分かります。
あれだけの店舗数がありながら、どこの店にいつ入っても、どんなに忙しくても、
どんなに客が、イライラするような客でも、店員は「絶対に」嫌な顔をしない。
アルバイトの一人一人にまで、これでもか、これでもか、と徹底しているでしょ?
そして、よく観察すると、変な接客をしていないか監視している人がいるでしょ?
学者先生は経営方針に付いて散歩両論だそうです。
ウィキペディア、ユニクロへの批判
ビジネスモデルとしてのユニクロの低価格・大量販売戦略については賛否両論がある。
エコノミストの浜矩子は、「文藝春秋」 2009年10月号に「ユニクロ栄えて国滅ぶ」という論文を発表、
ユニクロのように企業が低価格で商品を販売することが企業の利益を縮小させ、
ひいては人件費の切り下げにつながっているとしてユニクロのような経営を
「自分さえ良ければ病」であると批判、
「せめて安いモノを買うことが自分と他人の値打ちを互いに下げていることに思い至ってほしい」と主張している。
これに対し、経済学者の池田信夫は自身のブログ上で、ユニクロの低価格モデルが相対価格の変化であり、
「ユニクロは日本を滅ぼすどころか、日本企業がグローバル化するロールモデル」と浜の意見に反論している。
浜エコノミストは、頭はいいのでしょうが、やっぱり他人に頭を下げなければならない「商売」ってのを
やったことが無い人の言葉ですな。
そういうことは本質ではない。
ユニクロのあの徹底した全社員への接客態度教育は、
アパレルに限らず、また、流通業に限らず、凡そ「お客さんと接する商売」が
手本とするべきです。繰り返しますが、これだけ店舗数が増え、海外にも銀座にも店を出し、
どこの店舗でも同じように
全ての従業員が、いつでも、どのような客にも、絶対に気持良く相対する
企業を創ることは、可能なのだ、と実際に実現して証明したこと。
これこそユニクロの偉大さです。
私は、例えば仕事で嫌なことがあったり、人間という生きものの醜さにうんざりしたときには、
どこでも良いからユニクロへ行くことにしています。見て回るだけじゃ悪いから、
まあ、シルキードライやら、ヒートテックのTシャツぐらい買います。せいぜい1,500円とか2,000円でしょ?
土日が安いことは知っていますが、安くTシャツを買うのが目的じゃ無いです。
普通、中年のオッサンはこういう時には、しばしば綺麗なオネエチャンのいるキャバクラに行ったりしますが、
まあ、それはそれで自由ですが、私はそこまで、今は必要がない。ユニクロで働く若者たちの活気と
笑顔と綺麗な言葉遣いで、十分に癒やされる。
大袈裟な言い方をすると「人間ってそれほど捨てた物では無い」と思えるようになる。
柳井さんは、それを商売の目的と考えてはいないでしょうね。あくまでも商品を売るためのサービスの一要素。
しかし、結果的に、現実に、ユニクロは私には、慰められる場所になっている。これは偉大です。
ユニクロの企業としての本質はここにある、とすら思うのです。
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