外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2010年05月26日(水) 「フランキンセンス」に見るマス・メディアの影響力。

◆「フランキンセンス」という樹脂から抽出した、エッセンシャルオイルがテレビで紹介されたそうだ。

自宅に戻るなり、ツレアイが「フランキンセンス」というアロマオイル

(正確には、ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のこと、だそうだ)とは何か調べてくれ

というのでGoogleで検索したら、約161,000 件もヒットした。


突如そういうことを言い出すのは、テレビででも取りあげたのであろう、とピンと来た。図星だった。

こちらのブログによると、

(25日(火)に)日本テレビ「魔女たちの22時」の中で、49歳の女性が22歳の娘と姉妹に間違われるほど

若返る事になったキーアイテムとして紹介された「フランキンセンス」。

なるほど。こういうの女性は飛びつきますよね。「若返り」。


こちらのアロマオイルショップの「フランキンセンス」のページを見たら、既に売り切れ。

その上、既に次のメッセージが目立つように書かれている。
★テレビ番組をご覧になった方へ ご注文の際は、必ず以下をお読み下さい。★

●納期について

5月25日夜のテレビ番組で紹介された反響からご注文が殺到しており、只今在庫切れとなっております。

ご注文の受付は行っておりますが、発送まで約1ヶ月程度お待ち頂きますので、予めご了承くださいませ。

わずか1日でその前の日まで多くの人が存在すら知らなかった「フランキンセンス」のオイルが、

アッというまに売り切れ続出となる。

まことに、マス・メディアの影響(情報伝達力)は大きい。が、そのメディアに携わる人がその影響力を正しく認識しているのか

甚だ、疑問である。


「フランキンセンス」とは全く関係が無いし、マスコミと弊ブログを比べるのがそもそもおこがましいが、

私如き、たかが一般人がプログ上で、「口蹄疫に関する覚書」を書いたり、

Twitterに繰り返し書き込んでも、いまだに「口蹄疫に罹患した家畜の肉を食べたら危険だ」と調べもしないで

思い込んでいる人の方が遙かに多い。

マス・メディアに携わる人々は「フランキンセンス」も良いが、こういう時こそ、「口蹄疫とは何か」

について、正しい知識を啓蒙するために、その影響力を行使して欲しいものである。

口蹄疫は放っておいても治る、家畜の病気であり、人間には感染しないこと。

肉を食べても、牛乳を飲んでも大丈夫だ、と専門家が言っていることなど、

私がいくら喚いても、太平洋の水を耳かきでくみ出すようなものである。


マスコミはそれをきちんと伝えないで、徒に不安を煽る様なことばかり書く。

それが、殺処分される家畜の数を必要以上に増やしていることに、

本当に気が付かないのであろうか?

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。


2009年05月26日(火) 【音楽】27日は、パガニーニ(1782〜1840)の命日でございます。
2008年05月26日(月) 「サマータイム導入に賛意=自民に積極検討を指示−福田首相」←早く仕事を始めて、早く終わらないと意味がない。
2007年05月26日(土) 「<BSE>検査補助打ち切り 厚労省08年7月末で」「WTO提訴も辞さず=日韓中に牛肉全面解禁を要求−米有力議員」
2006年05月26日(金) オーボエ奏者、宮本文昭氏、5月26日付日経文化欄に登場(やっぱり来年3月で引退だってさ・・)
2005年05月26日(木) 飛行中の日航機の座席でボヤ騒ぎ←JALに業務停止命令を発し、隅から隅まで点検するべきだ。
2004年05月26日(水) 「アル・カーイダが夏に大規模テロ計画…AP報道」にも関わらず、日本企業は米国駐在員を引き揚げない。それに対する批判もない。
2003年05月26日(月) 「青少年のためのバッハ入門〜広くクラシックに興味を持つ聴衆も対象に」←おすすめ。

JIRO |HomePage

My追加