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2010年03月21日(日) |
ウェブ日記とブログについての悩み(というと、大袈裟なのですが・・・)。 |
◆この日記(エンピツ)とブログ(ココログ)の経緯。
出来るだけ、毎日日記とブログを更新するようにしています(同じ文章ですが)。
毎日、初めてアクセスする方もいらっしゃるので、「JIROの独断的日記」と「JIROの独断的日記ココログ版」の経緯を
私事で恐縮ですが、ご説明します。
ブログとか、mixiとか、Twitterがこの世に登場したのは比較的新しいことです。
昔は、一般人が自分の考えていることや、日常の出来事を恒常的・継続的にネット上に表示するために、
多くの人は、自分のホームページ(Webサイトの意)を持ちました。
私がネットを始めた頃は、htmlタグまで主だったものは全部覚えて、ウィンドウズなら「メモ帳」や、
その他テキストエディタに打ち込む人が結構いました。これは大変手間がかかります。
そのため、「ホームページ作成ソフト」(IBMの「ホームページビルダー」など)がよく売れました。
私はとてもそこまで、面倒臭いことをする気にならないので、ホームページを作っている人たちが使っている
レンタル、ウェブ日記サービスに目を付けました。それが「エンピツ」です。
これだけ使う人はむしろ少なくて、自分のホームページをつくり、但し日記やBBSは既存のサービスを使う、
というやり方をしていたのですが、前述の通り、私は、それほど手間をかけたくない。
日記だけ借りて(今は、なくなりましたが10年前はエンピツには無料コースがありました)、そこで、
自分の思うところをエッセイ風に書いて見ようと思いました。
特に、強く世の中に訴えたいことがあった訳ではありません。
◆ウェブ日記エンピツを始めた頃。
市井の一般人が一人、新しく日記を書き始めても気が付く人は少ない。
それでも、ネット上に仮名を用いてとはいえ、文章を書くことは全世界の日本語が読める人に
見られる可能性があるので、生来気が弱い私は、随分迷いました。漸く(大袈裟ですが)決心したのが、
2002年4月15日です。一番最初に書いた文章です。恥ずかしいけれどこんな具合です。
2002年04月15日(月) 登録しちゃった
初めて書くのは、緊張するな。
ついに登録してしまった・・・。
まあ、いいや。
用があって昼間会社を出たら、明らかに就職活動中とわかる女子学生さんが歩いていた。昔からリクルートファッションっていうのはあるけれども、最近の女の子の格好はあれはいくらなんでも地味すぎないかね。きっと学生さんの間ではまことしやかに、「黒を着ていけば大丈夫。グレーだと落ちるらしい」なんていっているのだろうけれど、あれはねえ。全くそういうこと関係ないんですよ。と、思わず声をかけたくなってしまった。かけなかったけど。もっと綺麗なかっこうして良いんだよ。
韓国で飛行機が墜落した。大勢の犠牲者が出た。あの飛行機に乗っていた人とその家族はは昨日の今頃、明日自分を待ち受けている運命など知る嘉も無かったのだ。乗客乗員の人々の無念を思う。この世は理不尽だね。
ウッヒ。恥ずかしいですな。
最初登録するときに、ウェブ日記エンピツは、自分の「ジャンル」を選ばなくてはなりません。
これが全ジャンル一覧です。
ここには、掲載されていませんが、「ノン・ジャンル」という選択も可能なはずです。左上に
※30分毎の更新。 ※リスト掲載希望者のみ
※ノンジャンルの日記は掲載しておりません
※ジャンル別のランキングは今週の集計です
これ、意味不明瞭ですね。
ノンジャンルの日記は掲載しておりません
というのは「ジャンル一覧」に「ノンジャンル」という「ジャンル」は表示していない、という意味だと思います。
ここに表示されている全てのジャンルに関して、投票の対象となるか、ならないか、選択できるのです。
※リスト掲載希望者
というのは、投票ランキングの対象となることを選択した人、という意味です。
◆投票をお願いする理由。
私は、そういう訳で、2002年4月15日にエンピツの時事・社会(これは今日の得票ランキングの画面です)に登録しましたが、
最初の約半年は、はっきり言ってまともに書いていません。見出し一覧をご覧頂くと分かります。
本当は、あまりにもひどいので、お見せしたく無いほどです。
2002年4月
2002年5月
2002年6月
2002年7月
2002年8月
2002年9月
不勉強で、いくら何でももう少し調べればいいのに、タグを全く付けないで、
メモ帳などテキストエディターに書いた、文章をそのまま貼り付けているので、
見出しも無く、改行もデタラメ。行間が詰まっていて(今も、かなりいい加減ですが)
読みにくいことこの上ないです。
読みにくさに変化はないのですが、少し熱心に書き始めたのは、2002年10月からです。
小柴昌俊・東大名誉教授と島津製作所の田中耕一さんが続けてノーベル物理学賞、化学賞を受賞したことを
非常に誇りに思いました。
同時に、このとき特に田中さんは「一サラリーマンがノーベル賞を受賞した」ということで、
マスコミの格好の「ネタ」にされました。今まで地味な研究者だった人が突然、内閣総理大臣や
皇族と食事をしたり、晴れがましい場所に(ご本人にとっては不本意なのに)無理矢理呼び出される。
当然慣れていないから、まごついたり当惑したり、する。それを特に民放テレビは半ば茶化すように
報道していました。ノーベル賞は科学者にとって、最高の栄誉。国の誉れの人です。
そういう、「日本の宝」を自分たち凡人のレベルに引きずり下ろして、茶化してやろう、という、
卑しい根性に腹が立ちました。
それから少し本気で、時事問題について、自分がそれまで知らなかった事も勉強して書き始めました。
「いい年して」と言われそうですが、そうなると、他人に読まれ、共感して欲しくなります。
エンピツの得票数を気にするのは、要するに自己満足ですが、自分の考え方に共感して下さる方が
いらっしゃる、ということですから、励みになるのです。
勿論、いまだに、一位の江草さんの日記や、かの有名な「きっこの日記」には遠く及びません。
お二人のような文才は私にはない。読者を惹きつけるセンスもありません。
しかし、初めの頃は、1日、1票か2票でした。それがずっと続きました。
翌年、2003年からだと思います。1日に10票得票出来たときは大変嬉しかったものです。
今でも、大した事はありませんが、力を込めて書いた翌日50票も得票することがあります。
エンピツに登録されている日記総数は(ずっと更新していない人もかなり多いでしょうが)10万を超えるのです。
それが、月間ランキング(これは先月=2010年2月分です)で、ベスト10の中に入るようになった。
1位の江草さんとはケタが1つ違いますが(笑)、それでも10万の中の4位とか5位になったときには、
ただ、愚直の一念で書き続けた日記なので、大変に嬉しかった。今でも嬉しいのです。
いくら幼稚と言われようが、人間、評価されたり褒められたりしたら、年齢がいくつになっても嬉しいのです。
私は、得票数を読者の方からの「お褒めの証」として捉えています。
◆ブログを開いた理由。
随分ダラダラとした説明となってしまいました。ここからは手短に。
今、私はウェブ日記エンピツと、ブログサービスココログに、全く同じ文章を載せています。
ココログに登録したのは2004年11月からです。あまり記憶が定かではないのですが、
多分、2003年ごろから「ブログ」という言葉が流行り始め、猫も杓子もブログを書き始めました。
私も、好奇心で使って見たくなり、ココログ無料版にアカウントを開きました。
エンピツとココログを使い分ける事も考えましたが、1日に、2つのテーマに関して書くのは
はっきり言って、しんどい。無理です。
ですから、同じ文章を二箇所に載せています。
また、これは偶然、若しくは結果論ですが、
イラク戦争が2003年3月20日に始まり、時の小泉政権は、世界で最初にこれを支持すると公式に発表しました。
長くなるのでここでは論じませんが、開戦前日のエンピツに書いたとおり、この戦争は
違法行為です。それを日本が支持してはいけない。
こういう時自分の考えを出来るだけ多くの方に読んで頂く為には、
ウェブ日記とブログとの両方に同じ文章を載せた方がいいのです。
ですから、最近までは、エンピツとココログを併用していることに、悩みはありませんでした。
◆最近「悩んで」いること。
結論を先に書くと、原因は2006年秋から、クラシック音楽の紹介を音声ファイル付きで始めたことです。
それ以前から、クラシック音楽や音楽に関して文章は書いていましたが、音を載せるという発想がありませんでした。
法的な問題以前に、私は39歳で生まれて初めてパソコンを買い、周囲に誰も、こういう事に詳しい人間がいないので、
試行錯誤の連続で、何とかパソコンの使い方を覚え(キーボードは高校生の頃、タイプライターを用いてで英語の勉強をしていたので、
最初から、タッチタイピングでローマ字入力することには困りませんでしたが、それだけです)ネットへの接続に成功したのです。
音声ファイルをアップロードして、そこにリンクを貼る、などという「発想」そのものが無かったのです。
2006年11月にどうしてそれをやってみようとしたのか覚えていませんが、兎に角ブログでは、可能だったので、
やってみたら、それ以降、「音楽記事」の読者が急増しました。
正直に書くと、小泉政権の頃は、あまりにも明らかに間違った政治を行っていて、批判する甲斐がありましたが、
今は、ひどすぎて、いちいち書く気力が起きないのです。
はっきり言って、音楽の事を書いている方が楽しい。
しかし、世の中にはクラシック音楽専門でブログを書いておられる方も多い。
決して謙遜ではなく、私は、そういう方々ほど詳しくないのです。音楽史とか音楽の理論的なことは全く分からないに等しい。
音楽ブログに転向するほど、本当に音楽が好きかどうかも怪しいし、好みの範囲が極めて狭い。
ただ、普段時事問題を書いている日記・ブログでクラシック音楽を食わず嫌いの方にも、少しは興味を持って頂けたらいい、
と思いました。
◆「音楽記事のときだけ、読んでいます」というメールをしばしば頂くのです。
どうも、まとめ方が下手ですね。
要するに、最初ウェブ日記エンピツを書き始めました。
その後、ブログサービスココログにもアカウントを開きました。
エンピツではジャンルが「時事・社会」に固定されてます。ブログではジャンルは自由です。
音声ファイルを掲載するようになり、音楽記事のファンが増えました。
最近、しばしば、「音楽記事のときだけ」読んでいます」というメールを頂きます。
しかし、「JIROの独断的日記」の原点は、エンピツの「時事・社会」なのです。
もう一つエンピツの「音楽ジャンル」に日記のアカウントを開くと、それは全く別のアドレスになります。
そして、当然、時事・社会ジャンルでの得票数は少なくなります。それは嫌なんです。
ウェブ日記の頃は書かず、ブログから入っていたら、こんな悩みは無かったでしょう。
ブログは毎日何を書こうが自由です。毎日ジャンルが違う方がむしろ自然。自分でジャンルを「創る」ことすら可能です。
しかし、ココログでは、エンピツほどはっきりランキングが分かりません。
「人気ブログランキング」というサイトがあることは知っていますが、いくつも類似のランキングサイトがあり、
それぞれ、登録されているブログがことなるのですから、余り意味がありません。
エンピツの登録を消すのは惜しい。2,700本を超える全ての記事が一箇所にまとまっている事に意味があります。
時事問題の日記に音楽を連続して載せても、サイト管理者から文句をいわれるわけではないけど、
私の方に心理的に抵抗があります。ですが、本来の時事問題つまり天下国家を論じる気力が、
最近、急速に萎えています。良く探せばいくらでも題材はあるのでしょうが、
はっきり言ってトシです。今年50です。書き始めた頃は40代前半です。ここ数年でめっきり体力が落ちました。
うつ病は治っていません。そして、今年は息子が大学受験に失敗して浪人です。
ちょっとストレス要因が重なったのかもしれません。
何を書いたらよいか、昔は考える必要も無いぐらいでしたが、
最近は日記・ブログを更新しなければ、という意識が、ストレスになってます。
でも、折角8年続けた日記です。一回、
本日を以て、「JIROの独断的日記」を終わらせて頂きます
と書いてしまったら(そうしたい衝動に駆られることがあります)、お仕舞いです。
そうかいたら、自惚れも甚だしいのですが、「止めるな」と言って下さる読者の方が、
お一人かお二人は、多分いらっしゃると思います。
そう言われたからと言って、
やっぱり続けます。
とやったら如何にも「構って欲しいちゃん」でみっともない(これも正直に書くと実際「構って欲しい」のですが)。
2008年6月に一度そのみっともないのをやってしまったことがあります。
2008年06月19日(木) 【差替】いつも、御愛読ありがとうございます。 (ココログ)
で「当面休載します」と書きながら、恥ずかしいことにそのわずか2日後、
2008年06月21日(土) (まだリハビリですが、復活)「<梅雨前線>熊本を中心に九州で豪雨、各地で被害」それでもすぐに立ち直る「とてつもない日本」 (ココログ)
これを思い出すと、冷や汗が出ます。
同じ事は出来ない。書き続けなければならない、時事問題には余り書きたいこともない。
しかし、音楽ブログに転向する自信も知識も(書き忘れましたが次から次へと新しいCDを買ってご紹介するほどのおカネも)
ありません。
このところ、「何を書いたらよいのか」で、結構苦しんでます。
【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年03月21日(土) 【音楽】3月21日はJ.S.バッハ(1685〜1750)の誕生日でした。バッハをこれでもか、と載せました。
2008年03月21日(金) March(3月)はマーチ(続編)スポーツ・マーチです。
2007年03月21日(水) 3月21日はバッハの誕生日なので、いろいろお聴かせします。
2005年03月21日(月) <バッハ>幻の結婚カンタータ 全体像復元され世界初演 21日は、バッハの誕生日です。
2004年03月21日(日) 週刊文春の出版禁止の理由を適用すると、今後、殆どの週刊誌は出版禁止にならなければ、筋が通らない。
2003年03月21日(金) 「にわか軍事評論家」になってはいけない。戦争はTVゲームではない。人が死ぬのだ。