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2008年03月21日(金) |
March(3月)はマーチ(続編)スポーツ・マーチです。 |
◆マーチの続きです。ほぼ皆さん聴いたことがあると思います。
ここひと月で、マーチを特集するのは2回目です。
前回は、マーチ王、スーザの作品を取りあげました。
今日は、スポーツに関わるマーチです。皆さんどこかで聞いたことがあると思います。
最初に、マーチではないのですが、やたら検索してくる人が多い、「東京オリンピック・ファンファーレ」をどうぞ。
ダウンロード FanfareofTheTokyoOlympic.mp3 (580.3K)
前にも書きましたが、これはオリンピック組織委員会とNHKが一般公募して選ばれた、今井光也さんという方の作品です。
東京オリンピックの次に日本で開かれたのは1972(昭和47)年の札幌オリンピックです。
このファンファーレは、プロ中のプロ、パリ音楽院で作曲を勉強なさった作曲家、三善 晃(みよし あきら)氏の作品です。
本職の作曲家ですから、ハーモニーなど、複雑ですが、とても華やかです。どうぞ。
ダウンロード FanfareofTheSapporoOlympic.mp3 (449.3K)
私と同年配以上の方。覚えておられるでしょう?見事なファンファーレです。
◆次は本当にマーチです。
これからお聴き頂くのは、皆さん、ほぼ確実に「最初の部分だけは」聴いたことがあると思うのです。
まず、古関裕而さんの「スポーツ・ショー行進曲」っていうんだね。これ。
ダウンロード SportsShowMarch.mp3 (2972.5K)
はい。そうです。NHKのスポーツ番組で流すマーチですが、最初の40秒ぐらいしか聴いたことが無かったでしょう?本当はこんなに長いのです。
次は、日本テレビ系列のスポーツ番組で使われるマーチです。何と作曲は、黛敏郎さん(何十年も「題名のない音楽会」を司会しておられた方)です。
芸大を出た後、やはり、パリで作曲の勉強をした方です。難しい曲も沢山書いていますが、これは分かりやすい。当然ですが。
これは、正式な曲名は「スポーツ行進曲」というのですね。
ダウンロード SportsMarchNTV.mp3 (3208.4K)
何だか、スーザのワシントンポストをわざとパクったような箇所がありますが、黛さん特有のユーモアでしょうか。
次は、TBS系列のスポーツ番組テーマ曲「コバルトの空」です。
ハワイ出身のレイモンド服部さんという方が、1951年にラジオ東京(現・東京放送=TBS)の依頼を受けて作曲したのだそうです。
ダウンロード CobailtBlue.mp3 (2507.6K)
これ、何気なく始まりますけど、最初のトランペット、「ドッドド・ドソドミ・ドッドド・ドソドミ」って初心者には絶対吹けません。
こういう音の動き、難しいです。どう難しいかというと、これを正確な音程で歌ってみてください。出来ないでしょう?それと同じ事です。
今日の最初は東京オリンピック・ファンファーレでしたので、最後は、古関裕而氏作曲の「オリンピックマーチ」で終わりにします。
ダウンロード OlympicMarch.mp3 (5270.9K)
この演奏は陸上自衛隊中央音楽隊ですが、もう少しテンポを上げても良いかな、という気がしました。
これらの演奏を含む多数のスポーツマーチは、スポーツ・マーチ・ベストで聴けます。
陸上・海上・航空、各自衛隊の中央音楽隊が分担して演奏しています。面白いことに陸が一番テンポが遅く、航空自衛隊が一番早いのです。
単なる偶然ではないように思いますが・・・。それでは。
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