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JIROの独断的日記
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2009年12月29日(火) 「愛煙家おじいさん登場、児童誌が販売中止に」←やり過ぎだと思います。

記事1:愛煙家おじいさん登場、児童誌が販売中止に(12月29日5時8分配信 読売新聞)

福音館書店(塚田和敏社長)は28日、月刊「たくさんのふしぎ」の2010年2月号として発売した

「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」(文・絵、太田大輔)を販売中止にすると、ホームページで発表した。

対象年齢は小学校3年生からで、発明家のおじいちゃんが2人の孫に江戸時代の暮らしを説明する内容。

おじいちゃんはたばこ好きの設定で、喫煙したまま孫たちと同席する場面が何度も描かれている。

喫煙に反対する団体などから「たばこを礼賛している」「たばこ規制枠組み条約に違反する」といった指摘があり、同社は販売中止を決定した。

ホームページでは、塚田社長名で「(たばこは)小道具として使用したものであり、

喫煙を推奨したりする編集意図はまったくありません」と説明。「しかしながら、子どもの本の出版社として配慮に欠けるものでした」と謝罪した。


記事2:タバコを吸っている社員は、会社に悪影響をもたらすと思いますか?(12月25日15時21分配信 Business Media 誠)

タバコを吸っている社員は企業に悪影響をもたらすと思いますか? 企業の経営陣に聞いたところ、

46.8%の人は「悪影響を与えると思う(多少を含む)」と答えていることが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの調査で分かった。

一方「良い影響をもたらしていると思う(多少を含む)」は2.8%にとどまった。

タバコを吸っている人を雇用することに対し、経営陣はどのように考えているのだろうか。

「特に気にしない」(56.8%)と答えた人が最も多く、次いで「できれば雇いたくない」(28.4%)、

「雇いたくない」(11.6%)という結果に。男女別で見てみると、「雇いたくない」「できれば雇いたくない」

と考えている経営陣は、男性(35.2%)に比べ女性(44.8%)に多いことが分かった。

企業が「喫煙対策」をすることで、業績・仕事効率の向上が図れると考えている経営陣はどのくらいいるのだろうか。

54.0%の人は「向上すると思う(ある程度を含む)」と回答。また「喫煙対策」に取り組む企業のイメージとして、

「オフィスがきれいでオシャレ」(63.8%)と感じている人がトップ。このほか「福利厚生が行き届いている」(36.8%)、

「大手企業」(35.0%)、「先進的」(29.6%)と続いた。


記事3:<たばこ>吸う人とは結婚無理 男69%女61% 法大調査(12月26日15時1分配信 毎日新聞)

たばこを吸う異性を恋人や結婚相手にできないと考える学生が過半数を占めることが、

法政大学生の学内調査で分かった。約9割が「不健康そう」「たばこ臭い」と悪い印象を抱いており、

喫煙者への厳しい見方が若者に広がっていると言えそうだ。

調査は11月23〜30日、法政大市ケ谷キャンパス(東京都千代田区)で、同大人間環境学部の学生が教員の指導のもと、

1〜4年生を対象に無作為に聞いた。男女計1074人が回答した。

その結果、80%は「喫煙経験がない」で、「現在たばこを吸っている」は13%、

「以前吸っていたが今は吸っていない」が6%などだった。喫煙する異性に悪い印象を持った学生は男女とも89%に達した。

一方、「クール(かっこいい)」「大人っぽい」などの好印象を抱いたのは、男女とも10%に達しなかった。

また、たばこを吸う異性と「結婚できない」と回答した男は69%、女は61%。

「恋人にできない」も男が60%、女は50%だった。一方、喫煙者は61%が結婚相手の喫煙を容認した。

「恋人がたばこを吸うのを不快に感じる場面」をたずねたところ、最も多かったのは「歩きながらの喫煙」で回答の4分の1を占めた。

調査を担当した4年の清水俊樹さん(22)は「これほど多くの人が異性の喫煙を嫌う傾向があるとは思わなかった」と話す。


記事4:たばこ税は10年度に1本3.5円の税率上げ=税制改正素案(12月22日16時18分配信 ロイター)

政府税制調査会は22日午後、全体会合を開き、揮発油税などの暫定税率の扱いやたばこ税など

残された課題について素案をベースに議論し、基本了承された。

素案では、たばこ税について「国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため、将来に向かって税率を引き上げていく必要がある」とし、

2010年度は1本あたり3.5円の税率引き上げ(価格上昇は5円程度)を行うとした。実施時期は2010年10月1日。


◆コメント:全体主義的で不気味。

記事1には、開いた口がふさがらない。

対象年齢は小学校3年生からで、発明家のおじいちゃんが2人の孫に江戸時代の暮らしを説明する内容。

おじいちゃんはたばこ好きの設定で、喫煙したまま孫たちと同席する場面が何度も描かれている。

だからなんだよ?江戸時代のおじいさんがたばこ好きだ、という絵本を読んだ子供は将来喫煙者になるのか?

たばこ嫌いの人が、世間には多いが、さすがにネット上をざっと見ると、「魔女狩り」「アカ狩り」のようだ、

という意見が目立つ。


またここ一週間ほどの間に、記事2や、記事3が、立て続けに報じられ、

恣意的な世論誘導が行われているように感じる。



間接喫煙の害が強調されるが、アルコールが社会に及ぼす悪影響に関して全く言及が無いのは、

論理的に不自然であり、倫理的に不公平である。

酒飲みで酒癖の悪い人間がどれ程周囲に迷惑をかけるか。

酒飲みが道ばたで反吐を吐いて、どれほど、公共の場を汚すか。

飲酒運転の罰則が厳しくなったのは、飲酒運転していたトラック運転手が、乗用車に追突し、

乗用車に乗っていた子供が焼死したからではないのか。


さらに、全国にアルコール依存症患者がどれほど多いか。
日本の飲酒人口は6,000万人程度と言われているが、このうちアルコール依存症の患者は230万人程度であると言われている。

飲酒者の26人に1人がアルコール依存症という計算になり、精神疾患の中でも罹患率が高く、

各人の性格や意志にかかわらず誰でもかかる可能性がある病気であるとも言える。(ウィキペディア)

アルコールに関しては昔から「酒で身を滅ぼす」という言い方をする、

それほど強烈な向精神薬(精神に影響を与える薬物)なのである。

記事4によれば、税制改正素案では、
タバコが身体に悪いからタバコ税を引き上げて、タバコの消費を抑制する

という意味の内容が含まれているそうだが、偽善的である。健康を心配するのならば、

タバコの製造・販売、そして喫煙を違法行為とする、タバコ禁止令を制定・施行すれば良い。


本当は、たばこ税収入を国はアテにしている。たばこ税によって国庫が得た収入の再配分の恩恵は、

非喫煙者も享受している。そんなことは皆しっているのに、喫煙者をあたかも

「人間失格」のように扱うのは無礼だろう。

繰り返すが、本当に国民の健康が心配なら、禁煙法を制定し、

同時に、同じく社会的弊害が大きく、危険なドラッグであるアルコールの製造・販売、消費を違法とする禁酒法を制定すべきである。

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