◆記事1：津波死者７万に迫る、感染症まん延の恐れとＷＨＯ警告

　

　インドネシア・スマトラ島沖の地震とそれに伴う津波の被害は、発生から４日目の２９日、さらに拡大し、ロイター通信によると、被災各国の合計死者数は約６万８０００人となり、７万人に迫っている。

　タイでは新たに日本人の死者が確認され、日本人の犠牲者は５人となった。

被災地では、日本などの国際救援隊が本格的な活動を始めているが、深刻な水不足や食糧不足に加え、感染症まん延の懸念も指摘されており、被害拡大を食い止められるかどうか明らかでない。

インドネシアでは、高温が続く中、海岸に放置されたままの遺体の腐敗が進んでいる。震源地に近いナングロアチェ・ダルサラム州は、食糧が不足し、４日間何も口にしていない住民も多数いるという。（読売新聞） - 12月29日22時35分更新

　スマトラ沖地震で安否未確認の日本人や在日外国人は２９日現在、５０人以上に上ることが共同通信の集計で分かった。

　北海道庁に寄せられた情報では、１２人と連絡が取れていない。１０月末から、単身で東南アジアへ行った札幌市の男性（２６）が、今月２０日に「タイからインドへ行く」と家族に電話した後、連絡が途絶えている。

　ニュージーランドに短期留学していた静岡県の３０代女性は、約１カ月前からプーケットを旅行。２６日にミャンマーに行くという電子メールを最後に、安否が確認できなくなっている。

　家族４人でプーケットに旅行していた福岡市の女性（４３）と長女（１３）は、津波に巻き込まれ行方が分からなくなっているという。（共同通信） - 12月29日22時25分更新

　大野功統防衛庁長官は二十八日、国際緊急援助隊派遣法に基づき、タイ・プーケット島の周辺海域に、海上自衛隊の護衛艦二隻と補給艦一隻を派遣する命令を出した。

タイ政府の要請を受けた措置で、行方不明者の捜索・救助活動にあたる。

一方、外務省は被災国に医療機器やテント、発電機など総額約三千万ドル（約三十一億円）の支援を行う。

　自衛隊は昨年十二月、地震にみまわれたイランに派遣されるなどこれまで四度、国際緊急援助活動に従事しているが、大半が物資輸送で、捜索・救助を目的にした派遣は初めて。（産経新聞） - 12月29日2時57分更新

　午前１０時現在、静養先の東京・高輪の高輪プリンスホテル。朝の来客なし。

　午前中は来客なく、読書などして過ごす。

　午後も来客なく、読書などして過ごす。（了）（時事通信） - 12月29日19時1分更新

　自衛隊の派遣を決めたのは、大変よろしいが、小泉首相はもしかして、知らないのではないだろうか（←冗談ですからね？）？

緊急事態に、内閣総理大臣がオタオタしているようでは、確かに困るが、小泉純一郎内閣総理大臣の場合は、余りにも緊張感が無いのではないか。

小泉首相は、地震は天災で今更どうしようもない、と言うのかも知れないが、未だに行方不明の日本人が大勢いるわけでしょう？

それから、自衛隊が、災害出動の海外版ともいうべき活動のために、急派されているわけですよ。

　首相は、自衛隊の最高司令官なのだから、いつでも、報告を受け、指示が出せるような態勢を整えておくべきだ。

自分だけさっさと冬休みにはいり、郵政民営化の作戦会議でもしている、或いは、本当にのんびり遊んでいるとすれば、無神経かつ冷淡だといわざるを得ない。

首相自身は動きようがないから、ホテルでのんびりしても良いではないか。と、最近の、あまり情動がない、若い人は言うのだろうか？

姿勢の問題である。海外で、津波に飲まれて溺れ死んでいる日本人が何十人もいるかも知れない。兎に角まだ安否が分からない、というようなときは、首相は臨戦態勢（比喩的な意味ですよ。武力行使の準備をせよと言っているのではない）でいるべきなのである。

それなのに、今日の首相は一日ホテルでのんびりしていたようだ。

これでは、所詮、「小泉首相という人は、同胞が海外で命を落とそうが、どうでも良い、と考える人なのだな」、という印象を持たざるを得ない。

情に竿させば、流されるかもしれないが、この人物は、殆ど異常といいたくなるほど、「情」がない。

2003年12月29日(月)　日本人の無愛想
2002年12月29日(日)　第九以外の年末お勧め曲

JIRO ｜HomePage

My追加