JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆ちょうど10年前に生まれて初めてPCを買って、ネットに接続しました。 光陰矢のごとしで、10年などあっと言う間である。 これからは、PCとインターネットぐらい使えないと不味いぞ と言う言葉で、40歳になる寸前、39歳で生まれて初めて、自分の「コンピューターを持つ」ことをきめたのだった。 それまでにも、会社のパソコンで、ワードやエクセルで資料を作成するようなことはしていたが、 要するにローカルで使うだけであり、インターネットとはどういうものか、観念的に分からず、 しかも身の回りにそういうことに詳しい人が全く居なかったのである。 若い方から見れば滑稽だろうが40歳近くになって、自分で全部やるのは結構大変だった。 ◆ヨドバシカメラで言われたこと。 意を決して、新宿の「ヨドバシカメラ」に行った。 最初に買ったのは、当時、評判(だったはずである)になっていた。ソニーのVAIOシリーズ、PCG-505V/CBXだった。 インターネットで出来ることは4つある(4つしかない)。 これしか基本的な使い道はなかったのだ。 動画を見る?とんでもない。CDから音楽を取り込む?とんでもない。 音楽をダウンロード購入する?PCでテレビを見て録画する? DVDを見る? いずれもとんでもない。そういう発想がないし、ハードもソフトもインフラも 整備されていなかった。(モデムで最大56kbpsですぞ)。ADSLも光も無かったのである。 また、今では考えられないが、「アンチウイルスソフトは必要ない。」と言われたのを覚えている。 店員さんは、 僕も随分、(ネットの)ヘビーユーザですが、ウイルスに感染したことってないですよ。 という。尤もアンチ・ウイルスソフトが無いのにどうやってそれが確認できたのか分からない。 隔世の感がある、とは、こういう時のための言葉だろう。 ◆ノートPCを買っても持ち歩くほどの必要はなかった。 何となく流行りでかっこよさそうだったので、VAIOのB5ノートを買ったが、結局、外に持ち歩くことはなかった。 80GBなんて一体何に必要なのかわかりませんね。 と言った。わずか、10年前の話である。 パソコンに(少なくとも私よりは遙かに)通暁しているはずの「専門家」ですら、その後の 劇的な、加速度的な技術の進歩は想像できなかった訳である。 ◆その後10年の変わりようがとても信じられない。 世の中でIT技術ほど、この10年でめざましい発達を遂げたものは、少ないだろう。 「システムリソースが極端に不足しています」 となり、フリーズし、再起動を余儀なくされた。 また、Windows98はブロードバンドに適しておらず、 ADSLにしたら上手く作動せず、OSを再インストールするはめになった(私が何か設定を間違えただけかもしれないが)。 何度も書くが、何しろ私の周囲には、PCとかネットに通じた人間が一人もいないのである。 また、不思議な現象がある。パソコン・ネット関連を掲示板(2ちゃんねるなどではなくもっとまともな)などで 質問しても、詳しい人は概して不親切である。 簡単に人に訊くな。検索すれば、そんな初歩的なことはいくらでも書いてある。 という答が返ってくる。 自分も「修羅場」を経験した人から見れば、あまりにもアホな質問を安易にしているように映ったのかも知れないが、 私は調べて分からないから、恥を晒し、辞を低くして、質問しているのである。ま、今更恨み言を言っても仕方がない。 恐らく今も私は、詳しい人が見たら、随分無駄なことや、危ないことをしているに違いない。 が、総体的に見れば、骨の髄から「文科系人間」で理屈が苦手な私にしてみれば、よくぞこの進歩・変化の激しい世界に 何とか対応してきたと思う。自分に「ご苦労さん」と言ってやりたい。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年09月22日(月) 【音楽】モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ニ短調。お薦めCD。きれいですよ。
JIRO
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