JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:日本郵政・西川社長の辞任要求へ…鳩山代表(9月9日20時25分配信 読売新聞) 民主党の鳩山代表は9日の記者会見で、日本郵政の西川善文社長の進退問題について ◆コメント:西川さん、政治(家)に翻弄されて気の毒。 2005年9月11日の所謂「郵政民営化選挙」で、当時の小泉首相は、 この選挙は郵政民営化の是非だけを問う選挙だ と言い続け、自民党が圧勝した。小選挙区制では、死票が多くなる。 だから、実際に有権者の中には郵政民営化に反対だった人が(私を含めて)大勢いたはずだが、 議会制民主主義の多数決原理によって、有権者は郵政民営化に、大賛成したということになるのだ。 郵政民営化などという、厄介なことを引き受けてくれる人はおらず、 漸く、元・三井住友銀行頭取だった、西川善文氏が、小泉や竹中に頼まれ、 三顧の礼をもって、日本郵政の社長として迎えられた。 ところが、途中で竹中は、政界から逃げ出し、今や学者センセイに戻って、 あの、ヘラヘラした顔で、評論家気取りで雑誌に現れて小遣いを稼いでいる。 また、あの腹黒い小泉純一郎は、今回の衆院選で、自民党が負けることは明らかで、 そうなれば、「敗因は何か」という話になり、「構造改革」の一点張りで格差社会、 弱者切り捨ての政治を続けた自分(小泉)が槍玉にあがり、吊し上げをくらうことが明らかだったので、 さっさと、昨年「政界引退」を表明した。 担ぎ出された西川氏だけが残り、味方、守ってくれる人はいない。 何が、不正なのか総務省の調査でも結局はっきりしない「かんぽの宿」問題で、鳩山邦男総務相に さんざん虐められ、それでも続投が決まって、漸く落ちついたか、というところで、 今回の衆院選で政権交代の運びとなり、皮肉にも同じ鳩山に引導を突きつけられた。 西川氏は、何しろあの三井住友銀行の頭取だった人だから、日本郵政の社長を引き受けた時、 何かの目論見があったのかもしれないが、西川氏を担ぎ出した連中は、 ほったらかしにして逃げ出し、西川氏は、自分だけ「悪者」の如く扱われている。 民主党の鳩山代表は、西川氏に「辞めて貰う」というが、民主党のマニフェストには、 郵政事業の抜本的見直し という項目があるが、民営化を止めるとは書いていない。 鳩山由紀夫氏は、民主党が政権を取ったら、西川氏に辞めて貰う、と(選挙前から)言っていたので、 今日の発言は意外ではないが、民営化を推進するなら、日本郵政の新しい社長を捜さなければならない。 しかし、財界の主だった人たちは、西川氏に同情的であるし、その苦労も分かっている。 次に日本郵政の社長になりたい人がいるはずもない。 鳩山さん、財界を敵に回しかねないですぞ。 また、4年前、郵政民営化に「大賛成し」た有権者、自民党を大勝させた人々は、 今の状況を理解しているのであろうか? 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年09月09日(火) 「名ばかり管理職」排除 店長らの基準、厚労省が通達←「名ばかり公務員」も排除しろよ、「ネットカフェ厚労省」。
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