DiaryINDEX|past|will
2007年09月09日(日) |
テロ特措法への素朴な疑問だが、何故、日本が他国の艦船に無料で燃料を供給しなければならないのか。 |
◆テロ特措法は911テロの後、アメリカが始めたアフガニスタン戦争を支援するための法律である。
2001年9月11日(明日ですな)、米国がテロリストに攻撃された後、
これは、ウサマビンラディン(元はといえば、アメリカがテロリストとして育てた人物)率いるアルカイダのしわざで、
アフガニスタンのタリバン政権が、アルカイダをかくまっている、と断定して、国際連合は武力を行使する決議をしていなかったのに、
勝手に始めた戦争であり、国際法に違反している。
この違法性は、イラク戦争のそれと同一であることは、「テロ特措法延長に反対=民主・小沢氏が米大使に言明」←小沢代表の発言は、正しい。
に書いた(ココログでは、ここに載っています)。
もう一度書く。
新聞各紙が、「テロ特措法延長に『賛成』か『反対』か」という世論調査をしているが、賛成、反対の問題ではない。
テロ特措法は、「アメリカがアフガニスタンに仕掛けた戦争を支援する」行為である。
戦争をしている、同盟国に対して給油活動という、歴とした後方支援を行うことは、日本国憲法が禁止している集団的自衛権の行使であり、違憲である。
だから、賛成も反対もない。議論の余地はない。
これは、私がウェブ日記・ブログで嫌と云うほど何度も繰り返し説明した論理だが、国際法など持ち出さなくても、常識的な感覚でも不思議なことがある。
◆アメリカ、他、日本から無料で燃料の供給を受けている11カ国。どうして自分の国のフネの燃料ぐらい自国で用意しないんだよ。
テロ特措法に基づき、海上自衛隊が何をしているかといえば、インド洋に停泊して(ずっと停泊しているわけでも無かろうが)、
「テロと戦う」アメリカを含む11カ国に燃料を「無料で」差し上げているのである。
おかしくないですか?
アメリカは、911の仕返しの為にアフガニスタンに潜伏するテロリストを掃討するべく、軍艦を派遣している。
アメリカがアメリカの為にとっている軍事行動でしょ?
どうして、その燃料を日本が提供するの?
天下の米国海軍は、自ら燃料を確保できないのですか?世界一の経済大国にして、軍事大国ですよ?
その他の国も、自国の軍隊のフネの燃料を日本に頼らないと、動かせないのですか?
そんなことないでしょ?そんなの軍隊じゃないですよね。
日本が燃料を供給しないと、世界の主だった国の軍艦は航行できないのですか?
そんな馬鹿なこと有るわけ無いでしょう。911の後、小泉がブッシュの機嫌取りの為に「無料ガソリンスタンド」を始めて、
他国にも知れ渡り
「こりゃ、具合がいい、ジャップのフネがタダで燃料をくれるぜ」
とほくそ笑んでいるのが、分かりませんか?安倍首相?
テロ特措法を廃案にしたら、国際社会の信頼を失うって、信頼する方が図々しいんだよ。
これでは、日本は世界の「パシリ」じゃないか。
6年もガソリンスタンドをやっても、一向にテロは無くならないじゃないか。
日本がガソリンスタンドをやったことにより、何人テロリストを捕まえたのか、国民に報告するべきじゃないですか?安倍首相?
燃料費は我々が収めている税金で賄われているのだからね。
私は、自分の納めた税金を、人殺しの手助けに使っていい、と云った覚えは無いですよ。
ブッシュが、テロ特措法を延長してくれと言ってきている。
それを、「かしこまりました」というから、いつまで経ってもナメられる。
アメリカの世論は、ブッシュが始めた戦争が間違っていたことは明らかだと見なしており、
イラクからも早期撤退を求めている。共和党は劣勢だ。
風前の灯火のブッシュに肩入れする安倍首相は如何にもセンスがない。
「日本は憲法の規定により、戦闘行為にある同盟国を支援することは出来ない。今までは、特例中の特例だったのだ」
と云えば良いのだ。
そんなことをしたら、有事の際、アメリカは日本を守ってくれなくなる、という貴方。
ここに、所謂日米安保条約(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約)
が載っています。
何処に、米国が日本を「守る」と書いてあるか、教えて下さい。
【読者の皆様にお願い】
駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。
画面の右下にボタンがあります。
よろしく御願いいたします。
2006年09月09日(土) 小泉政権経済政策検証(第2弾)
2005年09月09日(金) 参院造反者に意向確認、反対なら離党促す…特別国会前←こういうのを「ファシズム」といいます。
2004年09月09日(木) 人間の心の複雑。防御機制 嫌いな相手には自分が「投影されている」
2003年09月09日(火) 今、月と火星が大接近していますよ。