JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:地震で崩れる?大量の本に埋まり女性死亡(8月11日16時49分配信 読売新聞) 11日午前9時50分頃、静岡市駿河区南町のマンションで、女性会社員(43)が大量の本にうずもれて死亡しているのを、 ◆記事2:負傷者、4都県110人に=余震続く、警戒呼び掛け−駿河湾震源の地震・気象庁(8月11日16時21分配信 時事通信) 駿河湾を震源とし静岡県で震度6弱を観測した地震で、負傷者数は11日夜までに、総務省消防庁のまとめで、 ◆コメント:今回の地震では負傷者しかいないことになっている。 記事2の見出しと、色文字で強調した部分だけ読んで頂くと分かるが、2009年8月11日午前5時7分頃、 今朝の地震による死者はいないことになっているのは何故か? と敢えて疑問文で書いたが、答えは分かっていて、要するに43歳の女性会社員の死因が特定出来ていないからだ。 本に埋もれて亡くなっていて、状況的には圧死の可能性が高いが、 厳密に言えば、地震が起きる前に心臓疾患や脳血管障害で急死していた「可能性」はゼロとは言えないから、 気の毒だが解剖しないと死因が特定出来ない。つまり地震によって、本の山が崩れ、圧死したとはまだ言いきれない。 だから地震による死者に含まれないのである。 あくまで、厳密を心がけるならばそういう報道になるが、誰もが状況的に「本が崩れて圧死したのだろう」と思う。 以前、既に故人だが、高名な日本史学者のお宅を訪ねたことがある。家の中じゅう、本だらけ、なんてものじゃない。 文字通り足の踏み場もないくらい。天井まで本が積み上げてあった。勿論、本棚はあるのだ。そ れでも加速度的に本が増えていって、整理が間に合わない。遂にその先生はもう一軒家を買って、書庫にした。 ニュースで死亡が報じられているのは43歳の女性会社員とのことで、学者ほど、膨大な量の本は所有していなかった かも知れないが、本好きなら、こういう「本の山」に埋もれて暮らしている人は少なくないだろう。 決して他人事ではない。 しかし、死因が特定出来ていない状況で、マスコミは、この人の死を報道する「必要」があっただろうか。 「本が崩れて圧死した」ことが確認された後であれば、注意を喚起する意味で報じる意味もあろうが、 現段階で報道する新聞各社は、この事故(恐らく)を半ば笑い話のように伝えているように感じられ不愉快だ。 なくなられた方のご冥福を祈る。 【追加】「会社員女性死亡、地震の被害者か 静岡市」(8月12日8時17分配信 日本テレビ) 静岡県で11日朝に発生した最大震度6弱の地震で、県災害対策本部によると、21市町で計103人が重軽傷を負った。 静岡市駿河区では11日、会社員・池本美和さん(43)が死亡しているのが見つかった。倒れた本の下敷きになって死亡したとみられる。 県は、警察と連携し、地震で被害にあったとみて詳しい状況を確認している。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20090812/20090812-00000015-nnn-soci.html ◆記事3:南太平洋のバヌアツ沖でM6.6の地震=米地質調査所(8月10日14時44分配信 ロイター) 地質調査所によると、南太平洋のバヌアツ沖で10日、マグニチュード(M)6.6の地震が発生した。 ◆記事4:インド洋アンダマン諸島沖でM7.6の地震、津波警戒勧告も(8月11日6時52分配信 ロイター) 米地質調査所(USGS)によると、インド洋のアンダマン諸島沖でマグニチュード(M)7.6の地震が発生した。 ◆コメント2:地震が起きたのは日本だけではない。 記事3で報じられている、「バツアヌ」はれっきとした独立した独立国で「バツアヌ共和国」である。 2006年7月には環境NGO「地球の友」とシンクタンク「新経済財団」が「地球上で最も幸せな国」に選んだ。 そうだ。昨日、この国も大地震に襲われた。 また、記事4のインド洋のアンダマン諸島はインドに属する島々で約16万人の人々が暮らしている。 2004年のスマトラ島沖地震でも相当の被害を被ったそうである。 アンダマン諸島で地震が発生したのは、日本時間11日午前4時55分だから、静岡の地震の12分前である。 昨日のバツアヌの地震とアンダマン諸島の地震と日本の駿河湾沖の地震に何らかの関係があるのかどうか、 というようなことは、地震学者ではない私には全く分からないが、問題はそういうことではない。 バツアヌ共和国もアンダマン諸島も、日本に比べれば面積も人口も、無論経済力も比較にならぬほど小さいが、 だからといって、地震や津波で人が死んでも知ったことではない、という感覚が有るとすれば宜しくない。 と言いたいのである。 勿論、我々は日本人で日本が母国だから、日本のことを真っ先に心配するのが人情だが、 ほぼ同じ時期に、同じような自然災害に遭っている国や地域が世界の他の場所にもある、 ということぐらいは認識しておきたい。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年08月11日(月) 北島、世界新で連覇=日本勢、今大会2個目の金−北京五輪←勿論、大偉業だが、「ずっと金メダル状態」の日本人もいるのです。
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