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JIROの独断的日記
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2007年08月11日(土) 「群馬・館林38・3度…猛暑列島、熱中症・水の事故相次ぐ」←熱中症と熱射病と日射病

◆記事:群馬・館林38・3度…猛暑列島、熱中症・水の事故相次ぐ (8月12日1時47分配信 読売新聞)

列島各地で猛暑となった11日、熱中症で倒れる人や、水の事故が相次いだ。

気象庁によると、この日の最高気温は、群馬県館林市で38・3度に達したほか、

東京・練馬区で37・6度、甲府市で37・3度など、関東甲信地方の各地で今夏の最高気温を記録した。

気象庁は、今夏の「猛暑」の予測を、長雨が続いた7月に、いったん「平年並み」に修正したが、

今月10日、1か月予報を「猛暑」と、再度修正した。

この暑さで、群馬県富岡市では農業の男性(68)が水田で倒れ、病院に運ばれたが、熱中症で死亡した。

東京消防庁によると、都内でも午後10時までに57人が病院に搬送され、このうち世田谷区内で、

サッカーの練習中に倒れた男子大学生(18)など3人が重体となっている。


◆コメント:暑いの何のって・・・。

私は、生来の汗かきのようである。中年になって一時期異様に太ったことがあるが、

その前も、また、20kg減量した今も大量の汗をかく。

はい。わかってます。

糖尿、甲状腺、血圧、心電図、肝・腎・膵の異常の有無、更に腫瘍マーカーまで診ていただいてます。

とにかく、何十年もこの状態で生きているのだから、要するに汗かきなのだろう。

東京は10日、11日と最高気温が35度を超える猛暑日だった。記事にあるとおりだ。

私は仕事の性質上「クールビズ」などもってのほかなので、ネクタイにスーツで通勤し、

仕事で外出する。これだけ暑いと、滝のように汗をかく。歩いているウチはいいが、会社に着くと、ワッと汗が噴き出す。

壊れた蛇口から水がしたたるように、ポタリ・ポタリ、ではなく、ツーッとつながって顎先から汗が垂れ、ズボンを濡らす。

無論顔だけではなく、全身ぐっしょり汗をかいているので、気持ち悪いことこの上無いが、着替えなどしても、また外出すれば

同じことになるのだから、無駄だ。気持ち悪いのを我慢して一日中情報を追いかけている。

しかし、汗をかくのは、汗が皮膚の表面から気化するときに身体から気化熱を奪い、体温を調整するためである。

熱中症などの説明を読んで、私が炎天下を動き回ってもぶっ倒れることがない理由が少し分かった。

前置きが長くなったが、調べて分かったことを覚書として記す。

無論、こんなことはネットでも「家庭の医学」の類でも容易に調べられるが、調べた人はあまりいないでしょう。

だから、書きます。


◆熱中症=日射病と熱射病の総称

こんなことは、そりゃ、お医者さんは御存知でしょうが、一般人は知りませんよ。



ちょっと、話が逸れる。

以前、こういう記事を書くと、私とは名指ししないが、「一般の人はこんなことも知らないのか」と

明らかに私の記事を鼻先でせせら笑うようなことを書く医者の卵がいたが、そりゃ失礼ってもんだ。

プロとアマということが分かっていない。

どんな仕事でもプロが素人より知識があり、技術があるのは当たり前。

プロがアマチュアに「こんな事も知らないのですか」「なんでこんなに下手なのですか」

と云うのは、失礼である。



閑話休題。

本題に入る。熱中症とは、日射病と熱射病の総称である。

熱射病は、多くは気温が高いときに、体内の熱を外に放散するプロセスに障害が起きた状態。

日射病は、体熱の放散に問題は起きておらず、首筋などが陽に照らされることにより、血管が拡張して、

血圧が下がり、脳に向かう血液が少なくなり、眩暈(めまい)や吐き気を生ずる状態である。

熱射病は、1度から3度まで三つの段階がある。3度が一番重症である。

1度(以前は「熱けいれん」といった)では、脱水と身体のイオンバランスが崩れることにより、

筋肉の痙攣や腓返りを起こすが、発汗はしているので、体熱の上昇は軽微。

2度(以前は「熱疲労」といった)では、脱水に体液の循環障害が加わり、頭痛、嘔吐の他、

集中力の低下など、軽い意識障害が認められる。体温は上昇しているものの、体温調整機能は壊れていない。

しかし、そこらで休んでいればよい、という段階ではなく入院治療を要する。

3度(以前はこれを「熱射病」と云った)は、脱水、体液循環障害に肝臓、腎臓などが機能不全を起こす。

血液凝固が生ずる。放っておくと、腎不全+肝不全など多臓器不全となる。

体温調節機能が壊れ、40度以上の高熱がつづく。一刻も早く集中治療を受けないと、死亡する。


◆結論

以上の説明を書き写していて改めて分かったが、結局素人には、

熱中症らしい、というところまでは分かっても、日射病なのか熱射病なのか。

また、熱射病なら何度の熱射病なのか、診断を下すことはできないのであるから、

自分、または、周りの人に異常が認められる場合は、甘く考えずに早く医者へ行くことだ。

当たり前だ、と言われそうだが、それをしないで亡くなった方もおられると思うのである。

以上です。

ご専門の方(医療従事者の方々など)、誤りがありましたら、ご指摘いただけると有難いです。

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