JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆4月に始まったドラマでは視聴率が最低だが、一番良いドラマではないか。と思っている。 今、見終えたばかりである。 ◆弁護士は必ずしも弱者の味方ではない。 というよりも、企業などをクライアントに持つ大手弁護士事務所は、弱者の味方ではないことの方が多いだろう。 なあ、堂本。なんで企業や病院や学校が高い顧問料を払って弁護士を雇うか分かるか・・・・。 ただ、この先輩は、その現実にうんざりしている、という演出である。 一方、りょう(というモデル出身の役者いるでしょう?)が演ずるところの別の先輩弁護士曰く、 クライアントの為ならどんな手段でも使う。それが弁護士としての正義です。 こちらは、その信念に全く疑問を抱いていない(ように見える)。微塵の迷いもなく割り切っている。 ◆人間とは(今更書くまでもないが)なんと醜い生き物か。 人間は、人生の99%の時間、自分のことだけを考えて生きている、と書いていたのは、確か、デール・カーネギーだ。 この世に計り知れないものが二つある。宇宙の大きさと人間の愚かしさだ。 と云った。 私も、シャバに出てから四半世紀近く経っているから、人間の醜さの様々な面を見てきたが、法律の世界も例外ではないことを知り、 やっぱり、と思うと同時に、ますます人間が嫌いになった。 但し、弁護士と云っても、こういうのばかりではない。 坂本弁護士は、オウム真理教の信者になってしまった息子を脱退させたいという親の相談に乗り、TBSの不祥事も重なって、 1989年11月、奧さんと1歳の子供まで一緒に殺されたのである。坂本堤弁護士一家殺害事件 こういう、本来の姿(弁護士は「何が『本来なのか』とか屁理屈をこねるのだろうが)、「弱者の味方」となり、 東奔西走している弁護士も沢山いることは、書かなければ不公平だろう。 「ホカベン」を見ていると、確かに私は一層、人間が嫌いになる。しかし、それでも毎週見てしまう。 人間面倒臭いことから目を逸らしたくなるのが人情だが、このテレビドラマは目を逸らしてはいけないこと、 本来、この世はどうあるべきなのか、を考えさせてくれる。 視聴率低迷で打ち切りにならないよう、皆さんも見て下さい。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2007年05月14日(月) 連立与党は「郵政民営化」選挙で衆議院の多数党となったのだから、国民投票法案に関して衆議院を解散して民意を問うべきだ。
JIRO
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