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2007年12月23日(日) |
年に一度の自慢話(何卒ご容赦)/ベートーベン交響曲第8番 第一楽章 |
◆原則として「JIROの独断的日記」では、私的なことは書かないのですが。
毎日、時事問題(最近、音楽の話の比率が高くなっているが)を一日の最後に書く、ということは、
相当体調が良く、気力も充実しているときは何ともないが、遅く疲れて帰ってきたときに、
「これから、世の中の『嫌なこと』について書くのか・・・」
と考えると、正直言ってうんざりすることも多いのである。
が、これを避けたら戻れなくなると思い(私が勝手に書いているだけであるから止めてもいいのだが)、
踏ん張って書いている。御存知の通り、息抜きは音楽である。
だが、自分に関することは、誰でも最大の関心事だが、他人にとってはどうでも良いことなので、
極力書かないことにしている。今年は既に一度、6月に転居したときに、書いたぐらいである。
今日のは、更に「自慢話」めいていて、読者諸氏は不愉快に思われるかも知れないが、
年に一度か二度の事なのでご勘弁頂きたい。
◆2年前、親戚の子が毎コンバイオリン部門で上位入賞した。その後・・・。
このことは、繰り返すといやらしいので、いささか興奮気味の文章で恥ずかしいが、
私事で恐縮ながら、「たまには良いことがあるものだ。」という話。
をお読み頂けると、大変有難い。(ココログ版では、こちら)。
身内の子が、天下の毎コンで上位入賞というだけで、夢のような話だったのだが、
その後、なんと小澤征爾さんが、「聴きたいから、自宅に来てくれ」といったというので、私は卒倒しそうになった。
その後、色々あったのだが、どうしても自慢話になるので2年間書かなかった。
その子は、多分小澤さんが取り持って下さったのだろう、五嶋みどりさんの弟子になり勉強していたが、
このたび、英国王立音楽院に留学するということになった。それだけである。
私にとっては、夢・・・・、そう、まさに夢のようなことだ。身内の子がもしかすると、もしかすると、
ソロ・ヴァイオリニストになれるかも知れない・・・・。
私は、そう考えると、今までの人生の苦しみが報われた気がするのである。
勿論、留学したぐらいでソリストになれる、というほど、芸術の世界は甘くない。が、可能性は残っている。
それは良かったな、と嫌味を言われたくないので、序でに書き記すと、悪いことが年末に発覚した。
兄弟が10年前癌になり、5年生存率40パーセントといわれたのが、奇跡的に助かった。と、思っていたら、
先日の検診で、怪しい陰が写真(レントゲン写真)に映っていたそうだ。
今度はダメだろう。医者は精密検査の結果を見てみましょう、といっているのだが、
多くの人の死を見てきた私の勘は当たるのである。
そういうことです。だから、せめてヴァイオリンの子の自慢をさせて下さいな。
◆ベートーベン交響曲全曲演奏シリーズ:交響曲第八番
ベートーベンの交響曲の中で演奏時間が一番短い作品です。
テンポが比較的遅めの朝比奈先生の演奏でも30分かかりません。28分37秒(休憩を除く、正味の演奏時間)。
2番目に短いのが交響曲第1番で、36分です。
勿論、指揮者によってテンポ設定が異なるし、リピート(繰り返し)をやるかやらないかでも随分演奏時間はことなりますが、
ベートーベン自身の交響曲8番を「私のおチビさん」と呼んでいたそうです。
でも、短いからといって、駄作というわけでは、勿論、ありません。私は、8番大変好きです。どうしてか分かりませんけど。
第一楽章の冒頭は七番のような長い序奏部がなく、いきなり、ズバリ、と始まります。固定ドで書くと、
ドーラシドラファー/ドファファミミファソラシ/
と、決して奇抜なことをしているわけではないのですが、とても好きです。私は。
この最初の「ラシドラファ」の部分が(それだけではありませんが)、この後繰り返し出てくるのですが、
聴いていて飽きないのは、ダイナミックス(音の強弱)が変化に富んでいるのと、
スフォルツァンドといいまして、特定の音や和音に強いアクセントを与えろ、という指示が楽譜に沢山あります。
聴いているこちらもそこで思わず、力が入っていることがあります(笑)。まあ、どうぞ。
ダウンロード BeethovenNo8First.mp3 (9613.0K)
二楽章は面白いですよ。ベートーベン、結構ユーモアがあります。それでは。
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2005年12月23日(金) コメント、メール御礼申し上げます。毎コンに関するコメント。その他音楽諸々について。
2004年12月23日(木) 「モスルの米・イラク軍共同基地に攻撃、22人死亡」ファルージャ総攻撃でテロリストを掃討したんじゃないの?
2003年12月23日(火) 「イラク派遣隊員に心のケア 防衛庁、PTSDの治療体制も」こういうのを「マッチポンブ」というのだ。
2002年12月23日(月) マイナス思考を正す、「認知療法」