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2007年12月02日(日) |
「ジャーマン・ブラスのクリスマス」これは、楽しいよ。 |
◆今年、ジャーマン・ブラスを知ったことが一番の幸せでした。
音楽の話ばかり書かずに天下国家を論ぜねばならないのですが、あまりにも「ひどい、暗い、重い」話が続いたので、許しておくんなさい。
長年、クラシックを聴いています。CDも随分聴きますが、本当に買って良かった、と思えるものには、滅多に出くわしません。
先日ご紹介した森麻季さんのCDは、そういう希有な例の一つです。
森麻季さんの音楽評論は先日書きましたが、もうひとつ、私にとって今年一番の幸福はジャーマン・ブラスという金管アンサンブルの演奏の素晴らしさを
知ったことです。久しぶりに胸がときめきました。少年の頃、初めてプロのトランペットの音を聴いて、全身が震えるほど感動した時の記憶が蘇りました。
今までの人生で死にたい、と何度も本気で思いましたが、生きていて良かったと思いました。
◆クリスマスに向けて、お薦めしたいアルバムがあります。
ちょっと気が早いのですけれども、ブラス・アンサンブルのCDなどというものは、レコード業界から見れば極めてマイナーな存在ですから、
在庫がなくて、お取り寄せ、になるかも知れない。クリスマスに間に合うように、あえて早めに書きます。このCDはプレゼントにも適しているのではないか、
と思うほど、誰が聴いても楽しいような気がします(私の思いが強いだけかも知れませんが)。
お薦めするのは、German Brass 北から南からです。
国内盤で、どうしてこういうタイトルにしたのか分かりませんが、原盤のタイトルは、
"At The End Of The Year"なのです。とはいうもののクリスマスの曲ばかりではないので、飽きません。
至極まっとうなクラシック(バロック)から、チャイコフスキーのバレエ音楽、
そして、日本では、「マンボ・No.5」と呼ばれているドンチャン騒ぎまで録れてありますが、
どれもが、各奏者の卓越した技巧、音楽性が土台にあるから、極めて優秀な演奏なのです。
◆何曲か聴いて頂きます。
まずは、バロックから2曲。
ヘンデル:水上の音楽から、有名な「ア・ラ・ホーンパイプ」です。
ダウンロード Hornpipe.mp3 (2998.6K)
同じくヘンデル:王宮の花火の音楽から、「歓喜」です。
ダウンロード LaRejouissance.mp3 (1339.0K)
私は、この「歓喜」。短い曲ですが、昔から大好きなんです。なんと絢爛豪華な、輝かしい、品の良い音楽でしょう!
次はくるみ割り人形から、これは、なんだっけ・・・。たしか「チョコレートの踊り」です。トランペットのソロが華やかです。
ダウンロード PeterTschaikowskyKleinesuite.mp3 (1168.9K)
先日、森麻季さんのCD評にも書きましたが、簡単そうに吹いていますが、最初のトランペット、難しいのですよ。この人、上手いねえ・・・。
さて、最後はクリスマスとは関係ないけど、ラテン・ミュージックの有名な「マンボ・ナンバー・ファイブ」(原題読めません。すいません)です。
ラテンパーカッションが入るわ、メンバー(ジャーマン・ブラスのね)の歌が入るわ、楽しい楽しい。
ダウンロード PerezPrado.mp3 (5219.0K)
ホントにうめえな、この連中。ま、でもこういうのはただ楽しめばいいんで、野暮な解説はやめときます。
買うのはHMVの方が早そうですけど、
詳しい、収録曲目はAmazonに日本語で書いてあるので、ご参考までにリンクしておきます。
中に一曲、演奏時間13分に及ぶ長い曲がありますが、これはクリスマス・ソングや賛美歌を巧みにつないで編曲したものです。
それは、本当にクリスマスになったら載せようかと思っております。
それでは、今日はこの辺で。
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