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JIROの独断的日記
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2007年09月03日(月) 「安倍首相、遠藤農相の任命責任認める」←民間なら同じ失敗を繰り返す管理職は外されますよね?

◆記事:安倍首相、遠藤農相の任命責任認める(9月3日13時26分配信 読売新聞)

安倍首相は3日昼、首相官邸で記者団に遠藤氏を任命した責任について問われ、

「責任は私にある。残念だが、農水行政に遅滞がないよう、全力を尽くすことで責任を果たしたい」

と述べ、信頼回復に全力を挙げる姿勢を強調した。

若林氏を後任に起用した理由については、

「農水行政に通じている。(環境相時代にも農相を)1か月、兼務してもらった」と語った。


◆コメント:社会人になりたてのころ、「同じ失敗を2回も3回もするな」と言われました。

えー。別に、これは新入社員に限ったことではありませんね。

お役人さんや、政治家のセンセーがたの世界は知りませんが、まっとうなカタギの社会では、
「一回失敗するのは仕方がない。二回、三回と繰り返す奴は、ダメだ。」

という評価が常識となっております。安倍晋三内閣総理大臣、聴いてますか?

あなたは一体、何度「任命責任を認める」を繰り返すのでしょうか。過去の例を調べました。


  1. 昨年12月。首相の諮問機関である政府税制調査会の本間正明会長が、国家公務員宿舎に知人女性と同居していました。首相は当初言及を拒んでいましたが、後に、「任命責任を感じる」と言いました。

  2. 同じく昨年12月。佐田玄一郎行革担当相の関連政治団体の不正経理疑惑が浮上しました。佐田行革担当相は12月27日に辞任し、首相は「(任命)責任を感じる」と発言しました。

  3. 今年1月柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」と発言した問題で、首相は1月31日の参議院本会議で、「私も深くお詫びします」と謝罪し、任命責任を認めた形となりました。

  4. 5月。松岡農水相が事務所費疑惑の真相が明らかになる前に自殺しました。安倍首相は、「私に任命責任がある」と言いました。

  5. 7月。久間防衛相の「原爆投下しょうがない」発言が問題となり、久間氏は辞任。安倍首相は、またもや、「久間氏を任命したことに」責任があることを認めました。

  6. 同じく7月。久間氏が辞任してわずか一週間後、赤城農相の事務所費問題が騒ぎになりました。参院選後に赤城農相は辞任し、首相は記者会見で、「当然私に任命責任がある」と述べました。



安倍晋三という人は、「任命責任を感じる」と一言、公の場で発言したら、

その時点で全ては許される、と考えているのではないでしょうか?
そうでなければ、何故これほど、同じような不始末を起こし、

「責任を感じる」といいながら、抜本的措置をとることもなく、

選挙で大敗したのに、ケロッとした顔で内閣総理大臣を辞めようとしないことの説明が付きません。


◆首相は辞め、民意を問うべきです。つまり、内閣総辞職、衆議院解散、総選挙

民間企業の中間管理職いや、肩書きのない若い人だって、6回も同じミスをしたら、

バカか、お前は!

といわれるのは必定で、クビ(解雇)にはならないまでも、その仕事からは外されるのです。

一国の宰相がこれほど短期間に同じ失敗を繰り返し、「責任は私にある」というだけで、実体に何の改善も見られない。

これは、辞めるべきです。内閣総理大臣がやめるということは、内閣総辞職。

そして、これほど失敗を重ねる人物を総裁に選んだ与党の政権政党としての能力について国民の評価を受けるべきです。

つまり、衆議院解散総選挙。

もしも、民主党が与党になっても問題は色々出るでしょう。

しかし、今の不祥事連発、カネの問題に関して、真っ黒の与党がそのまま政策を担当して、

憲法を改正するなんてことが許されるとは思えません。
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