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2006年07月08日(土) |
客なら態度が悪くてもいいのか? |
◆街で見かける光景
私は業務のため仕事場から外出し、出先で昼飯どきになると「立ち食いそば」を利用することがしばしばある。
立ち食いそばという商売が全国的に同じようなシステムで経営されているのか定かではないが、
東京では、例えば天ぷら「蕎麦」にするか「うどん」にするかは、店員に口頭で伝えることになっている。
私が非常に気になるのが、この場合に、「そば!」「うどん!」と吐き捨てるようにいう人がとても多い、という事実である。
どうして、「蕎麦で御願いします」とか「うどんにしてください」とか言えないのかね。
そりゃ、相手はカネを払ったお客様であるから、そば屋の店員は、はい、かしこまりました、と応対しているが、店員の立場で考えてご覧なさい。
「蕎麦!」と言われるより「蕎麦、御願いします」と一言添えられると、随分気分が違うものだ。
カネを払った以上、「御願い」する必要はない、という人がいるだろう。
そういうのを「ケチな料簡」というのだ。
◆食い終わったら、日本語では「ごちそうさま」というのが「行儀」だ。
今の世の中、「行儀が良い(悪い)」という言葉を使う人が殆どいない。意識されていないようだ。
行儀とはマナーである。皆のマナーが良いと、「とかくに棲みにくい人の世」も多少は棲みやすくなる。多少の累積が大切である。
今のガキどもは行儀が悪いが、そもそも大人の行儀が悪くては文句を言えまい。
ものを食べ終えたら、「ごちそうさま」というのが日本の行儀である。これも履行する人が大変少ない。
私は云いますよ。必ず。食器を返すときに一言「ごちそうさま」と。
◆英国で気づいたこと
ロンドンにいる頃に気が付いた。
英国の全てが日本よりすぐれている、という気は毛頭無いが、このような「ちょっとした一言」に関して、英語圏はとても感じが良い。
あっちに旅行して、レストランでもマクドナルドでも同じだが、何か注文するときには、必ず、“please”をつけてくださいね。
“Hamburger,please.”とか“Coffee,please”とか。pleaseをつけないと、ホント野蛮人と見なされますよ。
それから、あちらでは客が例えばコーヒーを注文して、受け取るときには、「お客が」、必ず“Thank you.”をつける。
この僅かな気遣いが、大変世の中の雰囲気を良くしている。
カネを払った客である以上、横柄な態度でも良い、という考え方をするのは「紳士並びに淑女」のすることじゃないのですな。
私はこの点に関しては、冷静かつ客観的に評価して、英国人の方が「大人」だと思います。
2005年07月08日(金) 小泉首相 「テロとの戦い続ける」 ←イラク人から見れば、米英こそテロリストなのだろう。(リンクに注を追加)
2004年07月08日(木) 「自民、新聞広告で民主党批判 民主党はウソつき」←自民党はネガティブ・キャンペーンなどできる道理が無い。
2003年07月08日(火) 「うつ病に関係する遺伝子の発見」 テーラーメード医療への期待
2002年07月08日(月) 猛暑の美学