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2005年07月08日(金) |
小泉首相 「テロとの戦い続ける」 ←イラク人から見れば、米英こそテロリストなのだろう。(リンクに注を追加) |
◆記事:<ロンドン同時テロ>小泉首相 「テロとの戦い続ける」
主要国首脳会議(サミット)に出席している小泉首相は7日夜(日本時間8日朝)、ロンドンで発生した同時爆破テロについて「サミットにあわせたものだ」との認識を示したうえで、「(G8首脳で)結束して、テロに屈することなく、テロとの戦いを続けていかなければならないという共通認識を持った」と語った。 (毎日新聞) - 7月8日14時6分更新
◆コメント:バカの一つ覚えみたいにテロに屈しないと云っていないで、捕まえてみろよ。
何かと云えば、米・英・日首脳は「テロには屈しない」という言葉を繰り返す。
911から4年も経とうと言うのに、全然捕まえることが出来ない。そして、自分は護衛されて安全を確保しておいて、「テロには屈しない」とは、無責任だ。
◆ロンドンが狙われるのは、当たり前でしょう。
ロンドンでテロを決行したのは、イスラム過激派と見てほぼ間違いがないようである。
そうだとすれば、何故、英国の首都がテロリストに狙われたかと云えば、英国が、米国と共に、大量破壊兵器が存在しなかったイラクを攻撃し続けて、多数の無辜の民を殺したことが、アラブの恨みを買ったからであることは、あまりにも明白である。
そういうと、「殺されたイギリス人に罪は無かったじゃないか」、と、世間は言うが、それを云うなら、
「殺された10万人以上の一般イラク国民にも罪は無かった」のである。
世界は不公平で、米国・英国といった「先進国」の人が無差別に殺されたときは、一致団結して、イスラムテロ組織を許さん、というが、米国と英国がイラク人を殺すことはテロとは云わない。
これは、間違っている。非戦闘員を殺害するのは歴としたテロリズムである。
今回のテロ実行犯がイラク人かどうかは分からないが、少なくともイラク人の立場では、「米国人や英国人がよく言うよ」、という感覚だろう。
◆アメリカがファルージャで、一般市民を虐殺したのはテロではないのか?
昨年、11月8日、米軍は反米勢力の中心的存在である、ザルカウィ一派の潜伏拠点と言われていた、イラク北東部の街、ファルージャを総攻撃した。
しかしながら、この日にファルージャを攻撃することは、ずっと前から、遠く離れた日本でも報じられていたぐらいだから、ザルカウィが、おめおめ捕まるわけがない。
案の定、アメリカ軍がファールージャで殺したのは、単なる一般市民だった。
ザルカウィなど居るわけがなく、女子供が中に居ることを知りながら、これを焼き払ったり、ロケット砲を撃ち込むというような蛮行を繰り返した。
その結果、幼子がこのように殺された(注:アルジャジーラのサイトから取った、子供の遺体の写真です)のだ。
今回のテロを批判するならば、当時のアメリカ・イギリス軍の蛮行をも、批判するべきだ。
そうでなければ筋が通らぬ。
◆日本の内閣総理大臣は、ファルージャ総攻撃を「成功させなくちゃ」と云って支持した。
我が国の総理大臣は、子供がこのように惨殺された(注:同上)、後も、「ファルージャ攻撃は成功させなくちゃ」と、例のノーテンキな顔で、平然と云ったことが、11月10日の各紙にはっきりと記録されている。
イスラム勢力のテロが、「文明国」の人間を殺すことは許さないが、テロリストが潜んでいた街の、一般イラク国民を殺すのは構わないのだそうだ。
そんなバカなことを云っていると、次は日本が狙われるかもね。
タバコの箱ぐらいの大きさのプラスチック爆弾を爆発させれば、ジャンボジェット機も空中爆発させることが出来るらしい。
時速300kmで疾走する新幹線の荷物置き場にタバコサイズの時限爆弾を置かれたら、ひとたまりもない。
安易に、米国の不法な戦争を支持するから、そんなことを心配しなければならなくなるのだ。
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