この夏休みは娘に自転車のマナーを身につけさせようと思っている。
娘は体育会系なので自転車の補助輪が外れるのは早かったのだけど、今で娘の自転車は公園や、住宅街の安全な道で楽しむ遊び道具でしかなかった。ちょっと遠い買い物や公園に出掛ける時は、私の自転車の後ろに乗せていたのだけれど、娘も小学生になったし「いつか1人で自転車移動する時」のために、この夏休みは自転車で危ない道を走る特訓をしている。
「自転車は道路の左を走る」とか「歩道は走らない」とか「しかし場合によっては歩道を走る事もある」とか「人と自転車では人が優先」とか「自動車が来た時の対処」とか。教える事は山ほどある。どこへ行くのにも娘を先に走らせて、後ろから熱血指導。「もっと左に寄って」とか「次の角を右に曲がるよ」とか指示するのだけど、娘はいまだ右左が怪しい時があって「左……ご飯を置いてる方」とか「右…お味噌汁の方」とか、なんだかもう色々と大変。
思えば、私が子どもの頃も自転車移動が基本だったけれど、当時は車の通行量が少なくて、子どもでものんびり走っていられたのだと思う。しかし、今はそうもいかないのだ。特訓の甲斐あって娘の自転車走行もちょっとは安心して見ていられるようになってきた。子どもを大怪我させることなく大人まで育てるって大変だなぁ……とつくづく思い知らされた。
子どもって教えておかなければいけない事が多いのだなぁ。母親と言う生き物が口うるさくなるのは仕方がないように思う。自転車のマナーしかり、行儀しかり。自分の口うるささにウンザリする事さえある。
……とは言うものの、真っ当な大人として生きていってもらうために覚えてもらうべき事は山ほどあるので、口うるささに歯止めがかかる事はないのだけれど。「人に迷惑をかけず、危ないことに遭わずに生きていく」って大変な事だなぁ……なんて事を思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。