夏バテの影響なのか、活字が頭に入ってこないので、こよなく愛する有吉佐和子の作品などを再読している。私の読書人生において、父なる作家と母なる作家を挙げてみるなら、父は遠藤周作。母は有吉佐和子と即答出来る。彼女の作品によって育ててもらったと言っても過言ではない。何度となく読み返した本を飽きもせずに再読するのは、夏休みの宿題をする小学生と少し似ている。その行為に意義があるのか分からないけれど「たぶん、意義深いんぢゃなかろうか…そんな気がする」てな感じで。
今日は上司が代休を取っていたので、私もそれにあやかって、早い時間に店仕舞い。夏物のバーゲンに繰り出そうか……というような元気もなくて、一目散に帰宅した。ここのところ「いかに早く寝床につくか」ということばかりを考えているような気がする。
自宅最寄駅から、家に帰るまでの時間は、たいてい脳内シュミレーション。「今日はまず…荷物をおいて、PCの電源入れて、化粧落として……食事しながら母と犬の相手して。メールチェックは、食器洗ってからにしよう…」などと、どう動いたら効率が良いか…なんてことばかりを考えている気がする。
そんな自分が、ちょっぴり不憫だ。今日も腰は痛いし、整骨院には間に合わないし。
だけど、そんな細々と精一杯な日々を、なんだかんだ言っても、愛しているんだなぁ……と思わずにはいられない。夏パテしても夏が好きなように、色々あっても好きだと思えるものもある。
とりあえず明日は仕事に行かなくていい……ってことが素敵だ。ウダウダしてないで、食器を洗ってお風呂に入りつつ明日のシュミレーションをするかな……ってことで今日の日記の日記はこれにてオシマイ。