今日、夫が愛用していたバイクを処分した。
バイクは夫が結婚前から使っていたもの。夫は特にバイクが趣味……と言う訳ではなく、バイクはあくまでも移動用として活躍していた。我が家は車を持っていなくて、移動手段は電車と自転車。実家の母の病院送迎は実家の車を使っている。
夫が転職するまで働いていた会社では、夫はサーバーの管理もしていたので、サーバーに何かあったら緊急に出動する必要があった。そんなこと滅多にあってはいけないのだけど、それでも8年の結婚生活の中では何度か緊急事態もあったりして、そのたびに夜中だろうが、早朝だろうが、夫はバイクで出掛けていった。
しかし夫は転職したため、緊急に出るような仕事をしなくなった。それまでも「緊急用」だったバイクは完全に仕事を失って軒先で完全に放置状態。我が家の敷地は狭くて使わない物を置いておける余裕は無い。なので、このたびバイクを手放すことになったのだ。
私はバイクの処分を軽く考えていて「バイク買います」と軽トラで回ってくる業者さんにお願いしたら良いのかと思っていたけれど、そんな業者はたいていバイクを買ってくれるどころか処分料を請求されるとのこと。夫が言うには「古いし状態も悪い(エンジンをかけるのにも苦労するレベル)から売れないと思う。0円でも引き取ってもらえば上々」とのこと。確かにネットで調べてみても、あまり楽しい話は無かった。
引き取ってもらうにしても、廃車手続きが必要なので市役所に廃車手続きに行ってきた。そして廃車証明書を持って自賠責保険の解約。廃車にしても、自賠責保険の解約にしても驚くほどアッサリ完了。なんとなく面倒くさそうなイメージがあったのだけど、やってみると簡単だった。
そして先ほど買取業者がやってきた。夫の予想通り0円だった。処分料は取られなかったので、それだけでも良しってところだろうか。私は自分自身で1度も運転した事のないバイクだったけれど、軽トラの荷台に積まれたバイクが去っていくのを見送っていたら、不思議と目から汁が。
長い間、事故に合うことなく夫の足になってくれたバイクに感謝。
そんなこんなで我が家にとって今日はちょっとした区切りとなった。ちょっとさみしい気もするけれど、生活の変化とともに、必要な物も変化していくのだ。大切なのはこれからの事。前を向いて進んでいこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。