今日は夫と堺の街を歩いてきた。
目的は
『かん袋』という老舗和菓子屋さんの「氷くるみ餅」。くるみ氷とは「くるみ餅」という和菓子にカキ氷を乗せたもの。私はくるみ餅が大好きなのだど「くるみ氷」は店舗でしか食べられないメニューで今日まで食べたことがなかった。夫は堺の出身で結婚前から「かん袋のくるみ氷を食べさせてあげたい」と聞かされていて、初体験の日をずっと楽しみにしていた。
天王寺から路面電車に揺られて堺まで。古い街を縫うようにして走る路面電車は風情満点。夫からあれこれ街の説明を聞きながら車窓を眺めるのはとても楽しかった。
『かん袋』は人気のお店なだけあって古びたお店に人が続々と集まっていた。が、行列するほどでもなく、ほどよい混みっぷり。夫と並んで氷くるみ餅のダブルを注文。食べきれるかどうか心配していたのだけれど、あっと言う間に平らげてしまった。外が暑かったせいもあって、やけに美味しかった。気軽に来られる場所だったら、ちょいちょい食べたい癖になる味。くるみ餅は似たようなものが他の和菓子屋さんでも出ているけれど、やはり、ここのお店のがいっとう美味しいように思う。
目的を果たした後は夫に案内してもらって堺の街をぶらぶら歩き。夫の出身校が近くにある……ということで「当時、利用していたスポーツ洋品店」とか「コロッケ屋さん」とか「ゲームセンター」なんかを見て歩いた。古い商店街の中にある神社の境内で、がらくた市がやっていたので、ちょろりと冷やかしたりも。観光地じゃなくても街を歩いてまわると、ちょっとした発見があって、なかなか楽しい。
その人の「ルーツのある土地」を歩くのって本当に面白い。想い出話が聞けるのも良いし、何よりもその人の顔が懐かしさ輝くのが良い。夫とは知り合ってから、もうすぐ丸2年。今日は夫の高校時代の話などが聞けて楽しかった。夫も嬉しそうで良いお出掛けだったと思う。
お腹の子が生まれたら、親子でまた「氷くるみ餅」を食べに行きたいなぁ……なんて事を思いながら、今日の日記はこれにてオシマイ。